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「ミスが続いて上司に怒られ続けてる…」
「人間関係が苦手でスタッフと関係構築ができない…」
「ランチタイムピークにオーダーが立て続けに入ると、焦ってミスしてしまう…」
上記のようなことがあると「私って飲食向いてないのかな…」と考えてしまうときってありますよね。
私もパティシエの仕事をしていたとき、上司の求めるスピード感で作業ができず、毎日怒られまくっていた経験があります。
めちゃくちゃへこんでしまうその気持ち、本当によくわかります…
また、約10年間飲食業界に身を置き、店長業務なども経験してきたので、同じように考えるスタッフさんもたくさん見てきました。
今回はそんな私が経験から得た「飲食に向いてないから辞めたい…」と思ったときにまず考えるべきこと・対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「飲食に向いてないから辞めたい」と思った人がまず考えるべきこと
「飲食に向いてないから辞めたい」と思ったときに、感情に任せて辞めてしまうと、後で後悔してしまう可能性があります。
辞めること自体は全然OKだと思うのですが、事前に考えるべきことについてはしっかり考えておく必要があると感じます。
実際、私はパティシエの仕事を何も考えずに逃げるように辞めた結果「これからどうしよう…」となったので、あまりおすすめできません。
そこでここからは「飲食に向いてないから辞めたい」と思った人がまず考えるべきことを解説します。
考えるべきことは以下の3つです。
- なぜ飲食に向いていないと思うのか
- 本当に自分は飲食に向いていないのか
- 「飲食業」が向いていないのか「今の飲食店」が合わないだけなのか
なぜ飲食に向いていないと思うのか
まずは、自分が飲食に向いていないと思った理由が何なのかを改めて考えましょう。
「何となく向いていない気がする…」と感じている方は、その原因を掘り下げることで、本当に飲食を辞めるべきかどうかを冷静に判断できます。
ここで明確な理由が出てこない場合は、辞めてもまた同じことになる可能性が高いので、辞めない方がよいと思います。
理由は頭の中で考えるだけでもよいですが、紙に書き出すことでより効果的に思考の整理ができますよ。
本当に自分は飲食に向いていないのか
飲食業だけではないかもしれませんが、これまで飲食で働いた経験から考えると、向いている人と向いていない人がいるように感じます。
飲食業と一括りに言っても、キッチンスタッフ・ホールスタッフ・店長業務の3つに分かれると思うので、10年間の飲食経験からそれぞれの向いていないと感じる人の特徴をご紹介します。
キッチンスタッフに向いていない人の特徴
- マルチタスクが苦手:忙しい時間帯は複数のことを同時にこなさなければならない
- 順序立てて物事を考えるのが苦手:調理は段取り命
- すぐに手が荒れてしまう:体質なためどうしようもない
ホールスタッフに向いていない人の特徴
- 人と話すのが苦手:ホールはお客様・キッチンなどコミュニケーションが必須
- 臨機応変な対応が苦手:その時の状況によって優先順位を立てながら作業する必要がある
- 複数の作業を同時にこなすのが苦手:パッシングしながら次オーダーを聞く場所を決めるなどやることがいっぱい
店長業務に向いていない人の特徴
- コミュニケーションが苦手:スタッフを抱える店長としては致命的
- 数字の管理が苦手:売上・在庫など数字と向き合うのは必須
- 人のことを信じられない:「自分がやった方が速い」などスタッフに任せられない
もちろん、努力で改善できることもあると思いますが、個人的には苦手なことをある程度できるようにするよりは、得意なことを伸ばした方が早く結果に結びつくと考えています。
そのため「やっぱり自分は向いていないかも…」と思った方は、次どのように動いていくのかを考えるのがよいと思います。
時間は有限なので、決めたらできるだけ早く行動するのがベスト!
「飲食業」が向いていないのか「今の飲食店」が合わないだけなのか
「飲食が向いていない」には「飲食業」と「飲食店」の2パターンが考えられます。
飲食業が向かないのは前章でご紹介したように性格やその人の資質によるものが大きいので、きっぱり次のアクションを取った方がよいでしょう。
しかし、今働いている「飲食店」が合わないだけであれば、転職によりお店を変えることで解決する可能性があります。
例えば、
- 今いるスタッフと合わない
- 苦手な上司がいる
- どう考えてもこのお客様の数をこのお店の設備では回せない
などなど。
「飲食業で働くことは好きだけど今のお店とは合わない」というケースもあると思いますので、自分はどのように感じているのかをよく考えて次の行動を決めてください。
「飲食に向いてないから辞めたい」と思った人ができる対処法
「飲食を辞めたいから次のアクションを起こしたい」と思っても、実際にどのような選択肢があるのかと悩んでしまう方も多いはずです。
そこでここからは「飲食に向いてないから辞めたい」と思った人ができる対処法を2つご紹介します。
- 社内異動を申請する
- ほかの業種に転職する
- ほかの飲食店に転職する
それぞれについて詳しく解説します。
社内異動を申請する
大きな会社の場合、飲食の部門だけでなく、経理や事務・マーケティングなど、さまざま部門が存在するケースもあるはず。
このような会社で働いている場合、会社を辞めずに社内異動を申請することで、飲食業から抜け出せる可能性があります。
社内異動であれば会社を辞める必要がないので、転職活動をする手間が省けるのがメリット。
ただ、必ず申請が受理されるとは限りませんし、受理されても希望の部門に配属されるかはわかりません。数字が苦手なのに経理に配属されたらキツイですね…。
どのような部門に異動できるかは会社によって異なりますが、大きな企業であれば検討する余地はあるのではないかと思います。
ほかの業種に転職する
個人経営のお店で社内異動がなかったり、もはや社内異動すらしたくないほど嫌になったりしている場合は、ほかの業種に転職することを考えるのがよいでしょう。
異業種に転職することで、今よりも自分にあった仕事が見つかる可能性もありますし、労働時間や給与面など条件面もよくなることも考えられます。
実際私は飲食業から転職して給料は変わりませんでしたが、労働時間は半分になりました!
ただ、私はこのような結果を得るまでに、5回ほど転職を繰り返しています…。
以下の記事では、私が転職を何度も繰り返す中で学んだ失敗しないポイントを解説していますので、他業種への転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。
→飲食業から転職したい!失敗しないコツ・おすすめ業種を解説 - オータクログ
ほかの飲食店に転職する
飲食業というよりも、今のお店に向いていないと感じている場合は、ほかの飲食店に転職するのがよいでしょう。
例えば、性格的に合わないスタッフがいるのであれば、お店を変えて新しいスタッフと働くことで、うまくお店が回ってよい成果が出るかもしれません。
また、どう考えても設備が整っていないお店にいたのであれば、きちんとオペレーションが仕組み化された会社に転職することで、今よりも力を発揮できる可能性もあるでしょう。
飲食業の中にもいろいろなお店・会社があるため、どうしても自分に向いている・向いていない場所が出てきます。
自分に向いているのはどのようなお店・会社なのかをよく考えた上で、ほかの飲食店に転職するのも、今の状況を改善する1つの手段として持っておくとよいでしょう。
まとめ
私のこれまでの経験では「この人飲食に向いているなー」「この人正直飲食は向いていないんじゃないかな…」と感じることもありました。
もし、自分が向いていないと感じたら
- なぜそう思ったのか
- 本当にそうなのか
- 飲食業に向いていないのか、今のお店が向いていないだけなのか
をよく考え、それでも向いていないと感じた場合は、次の行動に移りましょう。
自分にとってベストな道を見つけ、よりよい人生を歩めるようにしてくださいね。