「スクエアの利用を検討しているけど、使えないカードってあるのかな?」
「スクエアで決済を受け付けられるカードの種類を確認しておきたい!」
結論からお伝えすると、スクエアは日本で利用されているほとんどのカード決済に対応しています。
ただ、一部対応していないカードもあるので、お店によっては導入が向かないケースもあるのも事実です。
そこでこの記事では、スクエアで使えるカード・使えないカードについて解説しますので、スクエアの導入を検討している方はぜひ参考にしてください!
Square(スクエア)で使えるカードの種類
まずは、スクエアで使えるカードの種類について確認しましょう。
スクエアで対応可能なクレジットカードの種類
スクエアで対応可能なクレジットカードは、以下の6種類です。
- VISA
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
これらのロゴが入ったカードであれば、磁気ストライプ式・タッチ式のどちらにも対応できます。
また、上記の6種類であればデビットカードも対応可能。
なお、上記のクレジットカードを登録したApple Payなどのモバイルウォレットにも対応できます。
スクエアで対応可能な交通系ICカードの種類
スクエアで対応可能な交通系ICカードは、以下の9種類です。
こちらもクレジットカードと同様、上記の交通系ICカードを登録したApple Payなどのモバイルウォレットにも対応できます。
Square(スクエア)で使えないカードの種類
次に、スクエアでは対応できないカードの種類について見ていきます。
スクエアで対応できないクレジットカード
スクエアで対応できないクレジットカードは、以下の2種類です。
- 銀聯カード
- J-Debitカード
ちなみに、J-Debitカードは主要な決済代行サービスではほぼ非対応なため、基本的に使えないものと考えてよいと思います。
銀聯カードに関しては後ほど詳細を解説しますが、対応すべきお店とそうでないお店がありますので、必要な場合は銀聯カードも使える決済代行サービスを選ぶことを検討しましょう。
スクエアで対応できない交通系ICカード
スクエアで対応できない交通系ICカードは、PiTaPaです。
ちなみに、PiTaPaはスクエアだけでなく、他社の決済代行サービスでも非対応なことがほとんどです。
基本的に使えないものと思っておきましょう。
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銀聯カードに対応すべき?
スクエアは多様な支払い方法に対応していますが、銀聯カードには対応していません。
ここで「本当に銀聯カードに非対応で大丈夫なの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
そこでここからは、銀聯カードが国内・世界でどれくらい使われているのかを解説します。
シェア率を確認し、銀聯カードに非対応のスクエアでよいのかどうかをチェックしましょう。
銀聯カードの国内・世界シェア
イプソスが行った20万人を対象に行った調査によると、国内で利用されたクレジットカードの国際ブランドシェアは以下の通りだったそうです。
参考:キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表、脱クレカが起きている? QRコード決済利用は躍進 | Ipsos
上記の通り、日本における銀聯カードの利用率は0.1%とかなり低いため、基本的には対応していなくても大きな問題はなさそうです。
ただ、日本国内では利用率の低い銀聯カードですが、全世界で見るとVISAやMastercardを上回り、シェア率は45%ほどと言われています。
そのため、外国人観光客のお客様が多い場合はスクエアではなく、銀聯カードに対応したほかの決済代行サービスを選んでおくと、取りこぼしが減らせるかもしれません。
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銀聯カードに対応した決済代行サービスは?
銀聯カードに対応している決済代行サービスは、今のところ以下の2社です。
- Airペイ
- stera
上記2社の基本情報を比較した結果は以下の通りです。
Airペイ | stera | |
---|---|---|
導入費用 | 無料(iPad・カードリーダーの無償貸与キャンペーンあり) | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
3,300円 ※1年間無料のお試しプランあり |
決済手数料 |
1.08%〜3.24% ※1.08%はCOIN+のみ |
2.70%〜3.24% |
対応決済手段数 | 74種類 | 30種類 |
入金サイクル |
三井住友、みずほ、三菱UFJ銀行は月6回 ※他行は月3回 |
月2回or月6回 ※一部の業種・取り扱い商材は月2回 |
入金手数料 |
無料 |
三井住友銀行は無料 ※他行は1回辺り220円 |
解約金 | 無料 |
解約申出から45日以内に端末機返却で無料 ※返却できない場合利用期間に応じて最大88,000円の違約金が発生 |
導入期間 | 10日前後 | 1ヶ月半前後 |
持ち運び | ◯ | ✕ |
個人的にざっと比較していた結果、Airペイはキャッシュレス決済、steraは多機能という印象です。
銀聯に対応するという目的のみであれば、月額費用や解約金がなく、導入ハードルが低いAirペイをおすすめします。
一方で、steraは端末に標準搭載のアプリ「おみせポケット」を利用することでクーポンの配布やニュースの配信もできるため、便利な集客機能を使いたい方は検討してみてもよいでしょう。
Square(スクエア)の対応カードに関する注意点
スクエアは国内で利用されるほとんどのカードに対応した便利なキャッシュレス決済サービスですが、利用にあたっていくつか注意しなければならない点もあります。
そこでここからは、スクエアの対応カードに関する注意点を解説します。
すべてのカードに対応するには審査に通過する必要がある
スクエアでは各種カード決済に対応していますが、それを利用するには審査に通らなければなりません。
スクエアのカードの審査は、Visa・Mastercard・Amexはアカウント作成後に自動で開始され、JCB・Diners Club・Discover・交通系ICカードについては別途申請が必要です。
当然ですが審査に通過していなかったり、申請を忘れているとカード決済が受け付けられないので、注意してください。
スクエアは審査が比較的緩いと言われているので、必要な情報を間違いなく入力さえすれば審査に通る可能性は高いはずです。アカウント作成時は、慎重に・過不足なく情報を入力するよう注意しましょう!
Tap to Payを利用する場合は交通系ICカード・電子マネーは対応できない
スクエアには、手持ちのスマホを決済端末代わりに使える「Tap to Pay」という機能があります。
Tap to Payを使うと、カードリーダーなどの決済端末を購入しなくてよいので初期費用を抑えられるのですが、対応できる決済手段が少なくなってしまいます。
Tap to Payで対応できる決済手段は、以下の2つです。
- タッチ決済対応のクレジットカード
- Apple Payなどのモバイルウォレットに登録されたクレジットカード
一方で、交通系ICカードや電子マネーは対応できないため、Tap to Payの導入を検討している場合は、初期費用だけでなくユーザーニーズも考慮した上で決めるとよいですよ。
◆Tap to Payについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→Square(スクエア)のスマホタッチ決済(Tap to Pay)のやり方は?設定・会計方法を解説 - オータクログ
まとめ
スクエアで使えないカードは、以下の2種類です。
PiTaPaカードは他社でも利用できないことがほとんどなため気にしなくても問題ありませんが、銀聯カードについては海外でのシェアが高いため、外国人のお客様が多い場合はスクエアではなくほかの決済代行サービスを検討してもよいかもしれません。
一方で、日本人の方がメインのお店では、スクエアで必要十分なはず。
カードとは別に、主要な7種類のQRコード決済にも対応しているため「決済手段が足りない」ということは起きにくいでしょう。
徳島で移動販売カフェをしている私の場合、スクエアを導入してからは「その決済には対応していないんです…」とお断りしたことはありません!
お店の客層・ニーズに合ったキャッシュレス決済サービスを導入し、利便性・売上の向上を目指してくださいね!
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