「コーヒー好きの方にコーヒー豆をプレゼントしたいけど、失敗して相手を困らせてしまうのは避けたい…」
コーヒー好きの方にコーヒー豆を贈ることは、相手のことをしっかり考えた上での判断だと思うので、すごく素敵なことだと思います。
ただ、ちょっと待ってください。
一口に「コーヒー好き」といっても非常にいろんな方がいるため、ただコーヒー好きの方だからというだけでコーヒー豆をプレゼントしてしまうと、喜んでもらうどころか迷惑をかけてしまう可能性もあります。
そこでこの記事では、徳島で自家焙煎コーヒーを販売しているオータクが、コーヒー豆をプレゼントして相手が困るパターンを4つご紹介した上で、困らせずに済む方法をご紹介します。
最後には外しにくいコーヒー豆のプレゼントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
コーヒー豆をプレゼントして相手が困るパターンとは?
コーヒー豆をプレゼントして相手が困るパターンは、おおよそ以下の4つです。
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以下からそれぞれの内容を解説します。
困らせてしまうパターン①:相手の好みに合わないものを贈ってしまう
コーヒー豆をプレゼントする際、好みに合わないものを贈ってしまうと相手は困ってしまいます。
一口にコーヒーといっても、その味わいは千差万別。
人それぞれ好きな味わいのコーヒーがある一方で、苦手な味わいのコーヒーもあるのです。
例えば、多くの方が大好きなビールでも、苦味に特徴があるものが好きな方がいる一方で、喉越し爽やかなものが好みで苦味はいらないよという方もいるはずです。
それと同じでコーヒーの苦味は好きだけど酸味は苦手という方もいます。
そんな方に酸味が強いコーヒー豆をプレゼントしてしまうと「もらったけどどうしよう…」と困ってしまうのは想像しやすいでしょう。
コーヒーにはいろいろな味わいがあり、好みは人それぞれなので、間違って苦手な味わいのコーヒー豆を贈ってしまうと相手を困らせてしまいます。
困らせてしまうパターン②:普段粉で購入している人に豆でプレゼントしてしまう
コーヒー豆を普段粉で購入している人に対し、豆の状態でプレゼントしてしまうと確実に相手は困ってしまいます。
コーヒー豆は、コーヒーミル(コーヒー豆を粉にする器具)で粉の状態に挽いてはじめてコーヒーをドリップできます。
相手が普段コーヒー豆を粉の状態で購入するということは、おそらくコーヒーミルを持っていないことが想定されるので、豆をプレゼントされてもコーヒーを淹れられないのです。
極端な例ですが、もしあなたが包丁をもっておらず、普段カットされた野菜や冷凍野菜を購入してご飯を作っている場合、知り合いから大根を一本もらっても「切れないじゃん」と困ってしまいますよね。
コーヒーミルがないのにコーヒー豆をもらうというのは、まさにそんな感じです。
プレゼントでもらったので捨てるわけにもいかず、わざわざコーヒーミルを購入したり、ご近所の方にコーヒーミルを借りたりしないといけなくなるため、喜んでもらうはずがむしろ迷惑をかけてしまう可能性があります。
困らせてしまうパターン③:普段ドリップバッグで淹れている人に豆を贈ってしまう
普段ドリップバッグでコーヒーを淹れている方にコーヒー豆をプレゼントすることも、相手を困らせてしまうパターンの一つです。
ドリップバッグとは、1杯分のコーヒーの粉が袋状のフィルターに詰められたもののことを指します。
このドリップバッグでコーヒーを淹れている方は、コーヒーミルだけでなくドリップに必要なドリッパーやフィルターなどのコーヒー器具を持っていないことが考えられます。
そのため、豆をもらってもコーヒーを作ることができず、どうしようもなくなってしまうのです。
自宅で自分でコーヒーを淹れている=豆の状態のコーヒーを買ってきて淹れているとは限らないため、注意しなければなりません。
困らせてしまうパターン④:ちょうど自分で豆を購入したタイミングで贈ってしまう
相手がコーヒー豆を購入したタイミングでプレゼントしてしまうと、困らせてしまうことが考えられます。
なぜなら、基本的にコーヒー豆は焙煎直後から味や香りが劣化してしまうため、美味しく飲める期間は2週間〜1ヶ月と長くないから。
であるにもかかわらず、自分が購入した購入したコーヒー豆に追加でプレゼントのコーヒー豆をもらっても、美味しい状態で飲みきれない可能性があるのです。
特にサプライズでプレゼントする場合、相手ももらうことを想定していないので、コーヒー豆がなくなったら自分の飲むペースに合わせてちょうどいい量を購入することが考えられます。
そのタイミングでプレゼントすると、美味しく飲める期間で飲みきれないため、相手は少し困ってしまうでしょう。
コーヒー豆をプレゼントするときに相手を困らせないためにできること
コーヒー豆をプレゼントして相手が困るパターンがわかれば、後はその対策をすればよいだけです。
ここからは、コーヒー豆をプレゼントするときに相手を困らせないためにできることを3つご紹介します。
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相手の好みをリサーチしておく
コーヒー豆をプレゼントするのであれば、相手がどんなコーヒーを好きなのかは必ずリサーチしておくべきです。
なぜなら、コーヒーの味わいは多種多様なので「コーヒーが好き」といってもどのような味わいが好きかは人によって大きく異なるためです。
相手がどんなコーヒーが好きかをリサーチする方法の例は以下の通り。
- 普段どんなコーヒーを飲んでいるのか直接聞く
- プレゼント相手と仲の良い方に聞いてみる
- 一緒にカフェに行ってどんなものを頼むか観察する
深煎りの苦いものが好きなのか、浅煎りの酸味が強めが好きなのか、はたまたどんな産地のコーヒーが好きなのかなど、相手の好みをリサーチすることでプレゼント選びに失敗する可能性を大きく下げられるでしょう。
相手の普段のコーヒーの淹れ方を確認しておく
コーヒー豆をプレゼントに贈るのであれば、相手の普段のコーヒーの淹れ方を確認しておきましょう。
「コーヒー豆を買って自分で淹れている」と言っていたとしても、実はコーヒーミルを持っておらず粉に挽いたものを買っているかもしれませんし、ドリップバッグを買って淹れているかもしれません。
こちらも直接それとな〜く聞いたり、プレゼント相手の仲の良い友人に聞いたりして、リサーチしておくことをおすすめします。
コーヒー豆のプレゼントは少量に抑えておく
コーヒー豆をプレゼントする場合、量は少なめにしておくのが無難です。
なぜなら、相手の好みにばっちり合うかはわかりませんし、ちょうど相手が自分用にコーヒー豆を購入したタイミングだった場合、ストックが多くなりすぎて迷惑がかかってしまう可能性もあるからです。
ここはいろいろな意見があるかと思いますが、個人的にはコーヒー豆をプレゼントにするなら100g〜200gに抑えておくのがおすすめ。
少量であれば多少好みに合わなくても飲み切れますし、ストックが多すぎてずっと余り続けるといったことも起きにくいため、困らせてしまう可能性は少ないでしょう。
◆コーヒー豆のプレゼントの量について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→コーヒー豆のプレゼントは何グラムがベスト?量以外の選ぶコツも併せて解説! - オータクログ
相手が困りにくいコーヒー豆のプレゼントおすすめ3選
最後に一人のコーヒー好きとして、コーヒー好きが「これならもらっても困らないかな」と思うコーヒー豆ギフトのおすすめを3つご提案します。
「相手が困らないプレゼントを選びたいけど、正直私はコーヒーのことはよくわからない…」という方はぜひ参考にしてください!
珍しいコーヒー豆
コーヒー豆にはさまざまな種類があるのですが、中には珍しいとされるコーヒー豆も存在します。
コーヒー好きの中には「珍しいコーヒーを飲んではみたいけどお値段が…」と感じている方も多いのではと思います。
そのため、普段手が届きにくいコーヒー豆をプレゼントとして贈ってあげると、喜んでもらえる可能性は高いのでは?と感じます。
少なくとも私は欲しいです(誰かプレゼントしてください)。
ここでは「気になるけど自分ではなかなか買えない…」という珍しくて少し高価なプレゼント向きのコーヒー豆の種類を5つご紹介します。
インフューズドコーヒー
インフューズドコーヒーとは、焙煎前のコーヒー生豆をお酒や果汁に漬け込み、独自の風味を持たせたコーヒーのことです。
例えば、日本酒やウイスキーに漬け込んだものからレモンやストロベリーなど、さまざまなフレーバーのものが開発されています。
近年世に出てきた製法なので、コーヒー好きの中でも「気になっているけどまだ手を出せていない」という方は多いと思います。
バレルエイジドコーヒー
バレルエイジドコーヒーとは、ウィスキーなどの樽(バレル)に焙煎前のコーヒー生豆を詰めて熟成させることで、コーヒー豆にウィスキーの風味を移したものです。
詰めてから数ヶ月間寝かせるという手間のかかる製法なため、生産できる量が限られており、希少性が高くなっています。
ウィスキーだけでなくラムなどお酒の種類がいくつかあるため、相手の好みに合わせて選ぶと喜ばれるでしょう。
ゲイシャ
ゲイシャとはコーヒー豆の品種の一つで、栽培が難しく収穫量が少ないことから、珍しいコーヒーとされています。
コーヒー好きの方であれば知っている人も多く、ゲイシャと言われれば「あの高級なやつ!?」となるほど高価で有名な品種です。
「知っていて気になっているけど高いから飲んだことない」という方も多いと思うので、プレゼントにすると喜ばれるでしょう。
コピ・ルアク
コピ・ルアクとは、簡単に言うとジャコウネコのうんちから採取されたコーヒー豆のことです。
コーヒー豆は、コーヒーの果実の種子のことを指します。
ジャコウネコがコーヒーの果実を食べ、果実の部分は体内で消化されるのですが、種子は消化されずにうんちとして排泄されます。
そのうんちから採取した種子を集めて洗浄したものが、コピ・ルアクなのです。
ただし味わいは全然うんちではなく、まろやかで苦味が少なく飲みやすいようです(私もまだ飲んだことがありません)。
こちらも希少性が高く、100g5,000円ほどとかなりお高いコーヒー豆なので、プレゼント向きかなと思います。
ブラック・アイボリー
ブラック・アイボリーとは、ゾウのうんちから採取されたコーヒー豆のことです。
さきほど紹介したコピ・ルアクのゾウバージョンと思っていただいて問題ありません。
コピ・ルアクよりもさらに高価で、今回調べたところ35gで27,000円で販売されていました。もはや一般的なコーヒー豆の値段とはかけ離れていますね…。
予算に余裕があるのであれば、ブラック・アイボリーを贈ってコーヒー好きの方を驚かすのもアリでしょう。
飲み比べセット
コーヒー豆の飲み比べセットも、外しにくいプレゼントの一つといえるでしょう。
なぜなら、複数の種類が入っていることで、少なくともどれか一つは好みのものが入っている可能性があるためです。
また、いろいろな味わいが楽しめることで、満足度も高くなるはず。
飲み比べセットには「浅煎りセット」や「フルーティセット」などの味わいの傾向を固めたものや、いろいろな味わいがバランスよくセットになったものがあります。
好みがわかっている場合は味わいの傾向が固まったセットを、好みがつかめていない場合はいろいろな味わいがバランスよく入ったセットを選ぶと失敗しにくいですよ。
複数の味わいのもが入ったもの
味わいの傾向が固まっているもの(これは深煎り2種)
どうしても選べない場合はギフトカードを贈るのもアリ
相手の好みがつかめないなど、どうしても選べない場合には、コーヒー豆が購入できるギフトカードを贈るのもよいと思います。
今回調べてみたところ、ギフトカードはスターバックスやタリーズなどの大手チェーンのほか、個人のコーヒー店で販売されているケースもあるようです。
また、Amazonや楽天では、複数のコーヒー店から選べるギフトカードも販売されていました。
このようなギフトカードをプレゼントし、相手にコーヒー豆を選んでもらうのも一つの手ですよ。
まとめ
コーヒー豆をプレゼントして相手が困るパターンは、おおよそ以下の4つです。
-
相手の好みに合わないものを贈ってしまう
-
普段粉で購入している人に豆でプレゼントしてしまう
-
普段ドリップバッグで淹れている人に豆を贈ってしまう
-
ちょうど自分で豆を購入したタイミングで贈ってしまう
これらを回避するためには、相手の好みやコーヒーの淹れ方をリサーチしたり、贈る量を少なめにしたりするのが効果的です。
今回ご紹介したポイントを押さえ、喜んでコーヒー豆を受け取ってもらえるようにしましょう!
徳島県のマルシェで「EncounterCoffee」という名前で自家焙煎コーヒーを販売しています。
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