「コーヒー好きの方へのプレゼントにコーヒー豆を贈りたいけど、何グラムにすればよいのだろう…?」
いや〜ありますよね。
コーヒー豆何グラム贈るのか問題。
特に、自分がコーヒー豆を普段購入する機会が少ない場合、どれくらい贈ればよいものなのか悩んでしまいますよね。
多すぎると迷惑かもしれないし、少なすぎると何かプレゼントとして物足りないかもしれないし…と思うと困る気持ち、よくわかります。
そこでこの記事では、徳島で移動販売カフェを運営するオータクが、コーヒー豆のプレゼントは何グラムがベストなのかについて解説します。
また、コーヒー豆をプレゼントする際、量以外に気にすべきことも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
コーヒー豆のプレゼントは100g〜200gがおすすめ!
いきなり結論からいきますが、コーヒー豆のプレゼントは100g〜200gがおすすめです!
その理由は以下の3つです。
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ここからは、それぞれの内容を詳しく解説していきます。
理由①:たくさん贈って好みに合わなかった場合に相手が困るから
これは嗜好品全般に当てはまる話ですが、量をたくさん贈っても、好みに合わなければ相手が困ってしまいます。
せっかく喜んでほしいと思ってプレゼントを贈るのに、困らせてしまっては本末転倒ですよね。
例えばですが、自分が豚肉は好きだけど牛肉は苦手だった場合に「お肉が好きだったよね」と言われて牛肉をたくさんプレゼントされたら、めっちゃ困りますよね。
それと同じで、一口に「コーヒー」と言っても、苦みが強いものや酸味が強いもの、最近ではフルーツっぽい味がするものなど、いろんな味わいのものがあります。
なので、例えばコーヒーが好きでも酸味が強いコーヒーは苦手という方に「コーヒーが好きだったよね」と酸味強めのコーヒーをたっぷり贈ってしまうと、相手は困ってしまうのです。
最悪好みを外しても、量が少なければ他の豆とブレンドしてもらったり、家族に飲んでもらったりなどの対処がしてもらいやすいので、コーヒー豆のプレゼントは100g〜200gほどに抑えておくのがよいと思います。
理由②:コーヒー豆の美味しく飲める期間は短いから
一般的にコーヒーの賞味期限は1年ほどと長く設定されていることが多いですが、実際に美味しく飲める期間は限られています。
コーヒー豆は、焙煎が終了したときから香りの成分が抜けていったり、酸化による劣化が始まったりします。
確かに腐りはしないため1年後でも飲めないことはないのですが、時間が経つにつれて味わいの面で大きく劣ってしまうのです。
美味しく飲める期間については人によって考え方が異なるところですが、個人的には焙煎してから2週間〜1ヶ月程度が限界ではないかと考えています。
たくさん贈ってしまうと美味しい状態で飲みきれない可能性があるため、コーヒー豆をプレゼントする場合は100g〜200g程度の少なめがよいのです。
理由③:コーヒー好きはすでにコーヒー豆をたくさん買っている可能性があるから
コーヒー豆をプレゼントに選ぶということは、おそらく相手はコーヒー好きなのでしょう。
コーヒー好きの中にもいろんな方がいますが、多くの方は常に何かしらのコーヒー豆をいストックしている可能性が高いと考えられます。
常にストックがある方にさらにたくさんのコーヒー豆をプレゼントすると相手が消費に困ってしまうため、100g〜200gくらいに抑えておくのがよいと思います。
プレゼントにコーヒー豆だけでは安すぎるかな…と思ったときの対処法
上記のような理由からコーヒー豆のプレゼントは100g〜200gがおすすめですが「それだと数百円から1000円程度になっちゃうから、プレゼントとして安すぎて失礼かも…」と感じる方もいるかもしれません。
そこでここからは、プレゼントにコーヒー豆100g〜200gだけでは安すぎると思ったときの対処法を3つご提案いたします!
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対処法①:珍しいコーヒー豆を選ぶ
コーヒー豆だけではプレゼントとして安すぎるかなと感じる場合は、珍しいコーヒー豆を選んでみましょう。
珍しいコーヒー豆であれば一般的なものより単価が上がるほか、日常使いにする値段が高く、コーヒー好きの方でも普段は手を出しにくいので、喜んでもらえるはずです!
珍しいコーヒー豆といっても、いろいろな種類があります。
ここからは珍しいコーヒー豆の種類とその特徴を簡単にご紹介します。
インフューズドコーヒー
インフューズドコーヒーとは、焙煎前のコーヒー生豆をお酒や果汁に漬け込み、独自の風味を持たせたコーヒーのことです。
例えば、日本酒やウイスキーに漬け込んだものからレモンやストロベリーなど、さまざまなフレーバーのものが開発されています。
近年世に出てきた製法なので、コーヒー好きの中でも「気になっているけどまだ手を出せていない」という方は多いと思います。
バレルエイジドコーヒー
バレルエイジドコーヒーとは、ウィスキーなどの樽(バレル)に焙煎前のコーヒー生豆を詰めて熟成させることで、コーヒー豆にウィスキーの風味を移したものです。
詰めてから数ヶ月間寝かせるという手間のかかる製法なため、生産できる量が限られており、希少性が高くなっています。
ウィスキーだけでなくラムなどお酒の種類がいくつかあるため、相手の好みに合わせて選ぶと喜ばれるでしょう。
ゲイシャ
ゲイシャとはコーヒー豆の品種の一つで、栽培が難しく収穫量が少ないことから、珍しいコーヒーとされています。
コーヒー好きの方であれば知っている人も多く、ゲイシャと言われれば「あの高級なやつ!?」となるほど高価で有名な品種です。
「知っていて気になっているけど高いから飲んだことない」という方も多いと思うので、プレゼントにすると喜ばれるでしょう。
コピ・ルアク
コピ・ルアクとは、簡単に言うとジャコウネコのうんちから採取されたコーヒー豆のことです。
コーヒー豆は、コーヒーの果実の種子のことを指します。
ジャコウネコがコーヒーの果実を食べ、果実の部分は体内で消化されるのですが、種子は消化されずにうんちとして排泄されます。
そのうんちから採取した種子を集めて洗浄したものが、コピ・ルアクなのです。
ただし味わいは全然うんちではなく、まろやかで苦味が少なく飲みやすいようです(私もまだ飲んだことがありません)。
こちらも希少性が高く、100g5,000円ほどとかなりお高いコーヒー豆なので、プレゼント向きかなと思います。
ブラック・アイボリー
ブラック・アイボリーとは、ゾウのうんちから採取されたコーヒー豆のことです。
さきほど紹介したコピ・ルアクのゾウバージョンと思っていただいて問題ありません。
コピ・ルアクよりもさらに高価で、今回調べたところ35gで27,000円で販売されていました。もはや一般的なコーヒー豆の値段とはかけ離れていますね…。
予算に余裕があるのであれば、ブラック・アイボリーを贈ってコーヒー好きの方を驚かすのもアリでしょう。
対処法②:セット商品を選ぶ
コーヒー豆だけで安すぎるかなと感じるのであれば、セット商品を選ぶのもアリです。
コーヒー豆とセットで販売されているものの例は、以下の通りです。
- お菓子
- コーヒーカップ
- マグボトル など
ただ、コーヒーと同じくお菓子やコーヒーカップにも好みがあると思うので、選ぶ際は相手のニーズをよく考慮したうえで選ぶのがおすすめです!
対処法③:見た目が豪華な商品を選ぶ
コーヒー豆の中には、プレゼント用に見た目が豪華な商品も販売されています。
見た目にこだわった商品はその分価格も高くなっているので、こういったものを選ぶのもアリでしょう。
例えば、コーヒー豆が木樽に入っているこんな商品や、
おしゃれな缶に入った商品などがあります。
見た目が豪華だと一気にギフト感が出るので、大事な記念日や目上の方へのプレゼントに使うとよいでしょう。
【量以外】コーヒー豆をプレゼントに選ぶときのコツ
コーヒー豆をプレゼントに選ぶときは、量以外にも気にすべき点がいくつかあります。
ここからは、量以外のコーヒー豆をプレゼントに選ぶときのコツをご紹介します。
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相手の好みをリサーチして選ぶ
何度かお伝えしている通り、コーヒー豆と一口に言っても、種類によってその味わいは大きく異なります。
そのため、相手の好みをある程度事前にリサーチしてからプレゼントを購入するのがベストです。
そこでここからは、最低限リサーチしておくべき内容を2つだけご紹介します。
最低限リサーチすべき内容①:好みの焙煎度
焙煎度とは、コーヒー豆をどれくらい焼いたのかを示す、いわゆる焼き加減のようなものです。
ステーキで言うところの、レア・ミディアム・ウェルダンのような感じと考えていただいて問題ありません。
コーヒー豆の場合は、基本的に焼き加減が浅いものから順に浅煎り・中煎り・深煎りと呼びます。
浅煎りだと酸味が強くて苦味が少なく、深煎りに近づくほど酸味が消え、苦味が強くなっていきます。
この焙煎度はコーヒーの味わいの方向性を決める最重要なものです。
ステーキでもレアとウェルダンは全然味わいが異なりますよね。そんな感じ。
そのため、プレゼントする相手が普段どのような焙煎度のものを飲んでいるのかは必ずリサーチしておくことをおすすめします。
最低限リサーチすべき内容②:好みの産地
コーヒーは、産地によっても味わいの傾向が大きく異なります。
これは、日本でいうところのお米と同じ。
人によって「やっぱりお米は新潟産でしょ」「いやぁ福島産の米が一番よ」などの産地ごとの好みがあるように、コーヒーも人それぞれ産地によって好みが分かれるのです。
コーヒー豆の有名な産地のざっくりとした味わいの傾向は以下の通りです。
- ブラジル産:苦味・酸味のバランスの取れた味わい。クセが少ない
- インドネシア産:苦味とコクが強い傾向。ケーキなど甘いものとよく合う
- エチオピア産:華やかな酸味・香りに特徴あり
- コロンビア産:甘さとコク、フルーティな酸味があり、バランスのよい味わい
コーヒー好きの方の中にはその産地のものばかりを飲んでいるという方もいらっしゃるので、一緒にカフェに行ったときなどにどんなものを飲んでいるのかを確認しておくとよいですよ。
好みがわからない場合はバランスの取れた味わいのものを選ぶ
コーヒー好きということがわかっているものの、どうしても好みを把握できない場合は、バランスの取れた味わいのものを選んでおくと外しにくいでしょう。
例えば、酸味と苦味のバランスがとれた中深煎りの焙煎度で、ブラジル産やペルー産・メキシコ産などクセが少ない産地のものを選ぶとよいと思います。
相手の好みがリサーチできない場合は、相手の好みを大きく外さないよう、バランスの取れた味わいのものを選んでおくと失敗しにくいですよ。
相手のコーヒーの淹れ方に合わせて選ぶ
コーヒーを自分で淹れるといっても、その淹れ方は人によってさまざまです。
そのため、相手のコーヒーの淹れ方に合わせて、商品を選ぶ必要があります。
例えば、コーヒー豆を買って自分で淹れていると言っていたとしても、実は豆の状態ではなく粉にしたものを購入しているかもしれません。
また、実はドリッパーなどの器具を持っておらず、ドリップバッグを使用してコーヒーを淹れている可能性もゼロではありません。
これらのような方にコーヒー豆をプレゼントしてもどうしようもなくなってしまうため、結果的に相手を困らせてしまうことになります。
そのため、相手が普段どのような方法でコーヒーを淹れているのかをしっかり確認したうえでプレゼントを選び、困らせないようにするのが重要です。
できる限り新鮮なコーヒー豆を選ぶのがベスト
可能であれば、焙煎日からあまり日にちが経っていない新鮮なコーヒー豆を贈るのがベストです。
なぜなら、コーヒー豆は焙煎した日から劣化が始まり、時間が経つごとに味や香りが落ちてしまうから。
最近では注文後に焙煎するお店も少しずつ増えてきているので、プレゼント向き商品があるかどうかとの兼ね合いにはなりますが、可能であれば焙煎したてのコーヒー豆を贈るのがおすすめです。
まとめ
コーヒー豆のプレゼントの量は、さまざまな考え方があると思いますが、個人的には100g〜200gをおすすめします。
これくらいであれば、ちょっと楽しむのにちょうどよい量ですし、美味しく飲める2週間〜1ヶ月で飲みきりやすいかと思います。
100g〜200gにして予算より少なすぎる場合は、自分では手が出にくい珍しい銘柄を選んだり、セット商品を選んだりして調整するのがおすすめです。
コーヒーのことがよくわからないとプレゼント選びは少し大変かもしれませんが、この記事を参考にして、相手に喜んでもらえるよう準備しましょう!
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