こんにちは。
週末コーヒー屋のオータクです。
私は週末に徳島県内のイベントやマルシェでコーヒーを提供しています。
たくさんのコーヒーを提供する中で気になっていたのが、コーヒー1杯を淹れるためのを提供時間が異常に長くなってしまっていたこと。
お湯をやかんで沸かして、コーヒーケトルに入れ替えて、お湯の温度を測って、抽出して…
しっかりしたものを提供しようとすればするほど時間がかかってしまい、お客様を並ばせてしまうという矛盾…
どうにかしてクオリティは落とさず、作業を省略可できないかと考えていたのです。
そこで、山善の電気ケトル(YKG-C800-E)を購入。いやーこれが大正解。
1℃単位で温度が調節できる機能がついていることで、毎回安定して抽出できるようになったので、クオリティを落とすどころか上げることに成功。
また、
・コーヒーケトルに入れ替える
・お湯の温度を測る
という2つの工程が省けるようになったので、提供スピードも格段に速くなりました。
もちろん良いところばかりではなく気になるところもあるわけですが、それを差し引いても買って良かったと思っています。
というわけここからは、イベント出店や自宅で「山善 電気ケトル(YKG-C800-E)」を1年半使い続けた私が、良いところ気になるところを含めたレビューをたっぷりとお届けします。
山善 電気ケトルを1年半使い続けて良かったと思ったところ
山善の電気ケトルを使い続けて「ここが良いなぁ」と思うところは以下の6つです。
- コーヒーを淹れるための手間が省けた
- 何回水浸しになっても壊れない土台部分の丈夫さ
- 全体的に作りがしっかりしている
- お湯が指定温度まで上がると音で教えてくれる
- 見た目がカッコいい
- 値段が安い
1つずつ解説していきますね。
コーヒーを淹れるための手間が省けた
私はイベントでお客様に並んでいただくのが申し訳なくて手間を省きたいと思いましたが、自宅でコーヒーを淹れる場合でも、
- やかんでお湯を沸かす
- コーヒーケトルに移す
- 冷まして温度計でお湯の温度を測る
というのは結構面倒ですよね。
朝に淹れたてのコーヒーが飲みたいと思っても、手間がかかるとわかっていると「面倒くさくて淹れる気が起きない…」という方も多いはず。
山善の電気ケトルはドリップにピッタリの細めのノズルを採用しているため、わざわざコーヒーケトルに移し替えることなくそのまま抽出できます。
また、温度を1℃単位で調節できるので、温度が下がるのを待つ必要もありませんし、温度計を出してきて温度を測る必要もありません。
コーヒーケトルと温度計が一体になっていることで、抽出する手間を大きく省けるようになっているのです。
冒頭でもお伝えしたようにイベントではコーヒーの提供スピードは速くなりましたし、自宅では手間がとても少なくなったことで、バタバタする朝にも余裕をもってコーヒーを淹れられるようになったので、非常に助かっています。
何回水浸しになっても壊れない土台部分の丈夫さ
おそらく「電気ケトルあるある」ではないかと思うのですが、水を入れすぎると沸騰したときに、湯気が出る穴からお湯が吹き出します。
山善の電気ケトルも例外ではなく、結構な勢いで吹きこぼれて土台部分が水(お湯?)浸しになってしまいます。
イベントでは気持ちが急いでいるため、一気に沸かしたい思いからどうしてもたくさん水を入れてしまうのです(言い訳)。
その結果、一体何度吹きこぼしたことでしょうか。1年半で軽く50回は超えているはず。電気ケトルには悪いことをしたと思っています。
しかし山善の電気ケトルは、そんな私の容赦ない攻撃を1年半受けた今も何事もなかったかのように普通に動作しています。
細かいことはわかりませんが、おそらく私のように吹きこぼす方がいることを前提にしっかりと作られているのでしょう。
おかげで私のような雑な人間でも長く使うことができています。
何回吹きこぼれても壊れない土台部分の丈夫さも、選んで良かったなと思えるところです。
全体的に作りがしっかりしている
購入するとき不安だったのが、「取っ手とノズルの部分が弱そうだけど大丈夫かな」ということでした。
なんとなく見た目簡単に取れてしまいそうじゃないですか(失礼)?
イベントに出店するという事情があるため、おそらく使う頻度はかなり高くなるはず。
持ち上げて、下ろしてを何度も何度も行うことになるので、取っ手の部分の強度はかなり気になりました。
また、コーヒー抽出に合わせてノズルが細くなっているので、持ち運ぶ際や、ぶつけてしまった際に折れてしまわないかも気になっていました。
しかし、その心配は必要ありませんでした。
1年半使い続けた今も、取っ手は全く緩んでいません。ノズルも何度かぶつけてしまいましたが、曲がりもせずそのままでいてくれています。
意外と強度が高く簡単に壊れないところも、山善の電気ケトルの大きなメリットだと感じています。
お湯が指定温度まで上がると音で教えてくれる
電気ケトルでお湯を沸かしている間、洗い物など他の作業をすることも少なくないでしょう。
そんな時、指定した温度になっても音が鳴らなかったら沸いたことに気付けません。
山善の電気ケトルを使う以前にもお湯を沸かすだけの電気ケトルは持っていたのですが、沸騰が完了しても下がったスイッチが上がるだけで、音は鳴らないタイプでした。
そのため、お湯を沸かしていることを忘れてしまうこともしばしば…。
結局もう一回沸かさないといけないということも何度もありました。
山善の電気ケトルは、お湯が指定した温度になると「ピッ」と鳴って教えてくれるので、洗い物をしていても、ご飯の準備をしていてもお湯を沸かしたことを忘れてしまうことがありません。
お湯が指定温度になると「ピッ」と鳴って教えてくれるところも、地味ですが使い勝手の良さに繋がっていると思います。
見た目がカッコいい
電気ケトルを選ぶ際に重要視していたポイントの1つが、見た目の格好良さ。
イベントで使う際はお客様の目に触れますし、自宅では基本出しっぱなしになるのでどうせなら格好良いものを購入したいと思っていました。
本体はテカテカツヤツヤなイケてない黒ではなく、マットな感じの黒で落ち着いた印象。
土台部分はタッチパネルを採用しておりボタンは付いていないので、変にボコボコしておらずとってもスマート。
全体的に無駄な装飾が無く、スタイリッシュな感じが気に入っています。
機能性だけでなくインテリアとしてもイケているのも、買ってよかったなと思える点です。
値段が安い
他のメーカーの同程度のモデルが8,000~12,000円程度で販売されている中、山善の電気ケトルはなんと6,000円台。
1℃単位で温度調節できるものの中では最安ではないでしょうか。
山善 電気ケトルを1年半使ってみてイマイチだなと思ったところ
逆に、山善の電気ケトルを使ってみて「ここはイマイチだなぁ」と思うところは以下の5つ。
- フタが開けずらい
- 内部の目盛りが見ずらい
- 加熱中ケトルに触れると熱い
- 温度を指定すると沸くのに時間がかかる
- 外気温が低いとお湯の温度が冷めやすい
1つずつ解説していきますね。
フタが開けずらい
他の方の口コミでも多いのですが、フタが開ける際に引っ掛かりが強くて開けにくいというデメリットがあります。
確かに固いですが、とはいってもコツを掴めば簡単に開けられるようなものです。ちょっとクイッとする感じ(語彙力)。
また、他の方の口コミでは「工具でフタ裏の出っ張りを調節することで快適に使えるようになった」というものもあります。
「山善の電気ケトルはフタが開けづらい」はよく言われる口コミですが、逆に言えばしっかり閉まっているということ。
傾けたときにフタが落ちてしまうよりは全然いいかと思うので、個人的にはそんなに大きなデメリットではないと思っています。
内部の目盛りが見ずらい
ケトル内部にある満水の目盛りがとにかく見ずらい。
目盛りが取っ手の裏側にあるんです。なので、水を入れる時わざわざ覗かないと見えません。
慣れればある程度目視でもわかってくるので問題ないですが、始めのころは覗くだけとはいえ、結構面倒に感じると思います。
また、目盛りは満水の800mlしかないのも残念。
200、400mlの目盛りもあればコーヒー1、2杯なんかも入れやすくなるのになぁ…。
加熱中ケトルに触れると熱い
以前使っていた電気ケトルは、お湯を沸かしてもケトル自体はそこまで熱く感じることはなかったのですが、山善の電気ケトルは間違って触れてしまうと「熱っ!」となってしまうくらい熱いです。(たまにイベントで忙しいときに触ってしまう)
なので、お子さんの触れられるような場所には置かない方が良いかと思います。
火傷でもしてしまったら大変ですから。
取っ手の部分が熱くなるわけではないので、焦らず普通に使う分には大きな問題にはなりません。
温度を指定すると沸くのに時間がかかる
同じ量のお湯を沸かそうとすると、沸騰させるよりも、80℃など温度を指定した方が時間がかかってしまいます。
100℃設定で沸騰させる時は一気に温度が上昇するため出来上がるのが早いのですが、温度を指定すると早めに温度調節が始まり温度上昇がかなり緩やかになるので、出来上がるのに時間がかかってしまうようです。
なので、私は急ぐときは100℃設定にして、必要な温度になったらポットを取り上げて使っています。そうすることで、多少ですが時間の短縮を行っています。
平日など急ぐときは上記の方法を、休みの日などゆっくりできるときは温度を指定するなどして使い分けています。
外気温が低いとお湯の温度が冷めやすい
これは冬のイベント出店の時に感じたことなのですが、山善の電気ポットは外気温の影響を受けやすいという特徴があります。
そのため、特に冬の寒い日は沸かしたはずのお湯がいつの間にか冷めてしまっているということもしばしば。これでお客様を待たせてしまったこともあります…。
設定温度に加熱されたら早めに使うか、保温機能を使うことでこの問題は解決できるかと思います。
山善 電気ケトルはこんな方におすすめ
以上の良いところ・気になるところから、山善の電気ケトルがおすすめなのはこんな方です。
- コーヒーのクオリティを落とさず手間を省きたい方
- 長く使える丈夫な電気ケトルを探している方
- コストパフォーマンスの良い電気ケトルを求めている方
- インテリアとしても映える電気ケトルを探している方
- コーヒーでイベント出店を考えている方
逆に、向いていないにはこんな方。
- 5℃や10℃単位で温度設定できれば十分な方
- 一度に沸かす量が800mlでは足りない方
- お子さんの触れる場所に設置予定の方
最新モデルとどちらを選ぶ?
2020年10月中旬に、YKG-C800-Eの最新モデル、「EGL-C1280」が発売されたようです。
調べてみたところバージョンアップした点はこの3つ。
- 加熱性能の向上(1000w→1200w)
- 土台部分のサイズの小型化(厚さ 3.5cm→2.5cm 大きさ 19×16.5cm→17.5×14.5cm)
- ハンドル部分が太くなり持ちやすくなった
値段は1,000円程度アップしているようです。(2023年1月現在)
加熱性能が向上したことで、満水で100℃沸騰するまでにかかる時間が1分程度短くなったようです。これはすごい。
でも、自宅で使うなら旧モデルで十分のような気もします。
1分を争う程は急いでないし、土台は旧モデルでも十分小さいし、ハンドルも気になりません。
ただ、イベントなど、コーヒーを販売する方なら確かに最新モデルの方が助かるかも(今買うなら私はこっち)。
加熱時間は短いし、スペースは少なくて済むし、持ちやすいハンドルで疲れにくいし。
自宅で使うのかお店で使うのか、できるだけ早く加熱したいのか、設置スペースはどうなのかなど、違いを比較しながら自分に合う方を選ぶようにしましょう。
まとめ
とまぁこんな感じの「山善 電気ケトル(YKG-C800-E)」。
コーヒーを抽出するのにピッタリの細口ノズル、1℃単位の温度調節機能、おしゃれな見た目に丈夫なボディ。
これだけの機能がついて値段は6,000円台とかなり安い。
2018年に発売されて以降、長く人気が続いているのも十分納得できます。
今回ご紹介したコスパの高い山善の電気ケトル(YKG-C800-E)で、より良いコーヒーライフを送ってみませんか?
徳島県のマルシェで「EncounterCoffee」という名前で自家焙煎コーヒーを販売しています。
コーヒーのことや副業のことなど、「話を聞いてみたい!」ということがあれば、私の分かる範囲でお答えしますので遊びに来てもらえたら嬉しいです!
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