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カフェの正社員がきつい理由とは?打開策と将来の見極め方を解説

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「カフェの正社員として頑張ってきたけど、ぶっちゃけお金の面でも体の面でもきつい…」

「今はきついけど、頑張り時と思って続けた方がいいのか自分ではよくわからない…」

 

カフェの正社員として働いていると、このように考えることもあるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、カフェの正社員として働いた2年の間に何度も上記のように考え、打開してきた筆者が、カフェの正社員がきつい理由とその打開策をご紹介します。

 

また、カフェの正社員をこのまま続けることで得られるメリットも解説します。

カフェの正社員のきつさと魅力を比較し、どちらが自分にとって大きいかを考えることで、続けるか否かがみえてくるはずなので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事を書いた人
オータク
オータク

飲食業界で10年以上働いたものの、長時間労働に耐えられず退職。その後転職し同じ給料で労働時間が半分になった人。現在はフリーランスとして自宅で働いています。

 

 

カフェの正社員がきついと感じる7つの理由

「自分に合っているかも」「昔から憧れていたから」といった理由でカフェの正社員になったものの、いざ実際にやってみると「きつい」と感じることも多々あるでしょう。

 

そこでまずは、カフェの正社員がきついと感じる理由を7つご紹介します。

 

気になるところをチェック!

拘束時間が長い

お店の状況によっては、拘束時間がながくなりがちです。

 

人材が充実していればシフトも埋まりやすいですが、カフェの売上規模に対して人が足りていない場合には、自分がシフトに入らなければならなくなってしまいます。

 

また、スタッフの育成がうまく進んでいれば発注や売上管理など正社員が行うべき仕事に集中できますが、うまくいっていない場合は現場に出て自ら教育しなければならなくなります。

 

カフェチェーンで異動した店舗が上記のような状況だったので、当初は朝7時から夜8時までお店にいたなんてことも普通にありましたね…

 

このような状況では拘束時間が長くなってしまうので、きついと感じてしまうのは無理もないでしょう。

不規則な生活になりやすい

カフェは立地にもよりますが、早ければ朝7時頃から開店し、夜は遅ければ21時頃まで開いているケースもあります。

 

このような長時間開店している店舗の場合、その日は夜まで勤務し、次の日は朝一から勤務するなど、シフトが不規則になってしまうことも。

 

これが続くと睡眠不足と疲労でかなり体にこたえるんですよね…

 

また、休みの日であっても従業員だけで解決できないトラブルがあると連絡が入ることもあるはずです。

電話だけで済めばよいですが、どうしようもない場合は休日出勤しなければならない場合もあるため、規則的に働こうと思ってもなかなか難しいと感じる方も多いでしょう。

休日が思ったようにとれない

カフェの正社員は、自分の都合だけで休日を決めるのが難しい仕事です。

 

シフトは従業員の予定との兼ね合いで決まるため、自分が「この日を休みにしたい」と思っても、とれないなんてことはよくある話。

 

また、何らかの理由で従業員が急に休みになり、人数が足りない場合には休日でも入らなければならなくなってしまうこともあるため、休みの日も気を抜けないという方もいるはずです。

 

休みがとれない・休みの日も気を抜けないことから、きついと感じることもあるでしょう。

給料が低い

カフェの正社員の方の中には、給料が低くてきついと感じている方もいるのではないでしょうか?

 

私は正直なところ、このお金の面がきついと思って最終的に退職したクチです。

自分の給料もそうですが、店長の1つ上の役職のSV(スーパーバイザー)の先輩に給料を聞いたところ、店長とほぼ変わらなかったという点も気持ちを後押ししました。

 

「こんなに頑張ってる先輩でもこれか…」と思いましたよね…

 

給料に関しては会社によって大きく差があるとは思いますが、給料が低くてきつい…と感じている方は少なくないはずです。

スタッフとの人間関係のストレス

カフェの正社員は、基本的にスタッフと協力しながら勧めていかなければなりません。

 

そのため、人間関係がうまくいっていないと、疲労感が2倍にも3倍にもなってしまいます。

 

我が強くて何を言っても聞いてくれない人とか、ピークタイムになるとピリピリしだす人とかたまらないですよね…

 

このような状況で働き続けていると、きついと感じるようになり、辞めたくなることもあるでしょう。

お店に慣れてきたころに異動がある

大手のカフェチェーンであれば、数年に一度異動があることも。

異動は経験を積むという意味ではありがたいのですが、そのお店に慣れてきたころにやってくるので、これが結構きついんですよね。

 

お店のことやお客様のこと、スタッフに人となりなどがある程度わかってきて「さぁこれから頑張るぞ」となったときに異動。

いくら基本的なオペレーションが同じとはいってもお店や人はガラッと変わるため、またイチから勉強しなおさなければならないのです。

 

それも繰り返せば慣れるのかもしれませんが、新人正社員には慣れてきたころの異動をきついと感じる方も多いでしょう。

クレーム対応で疲弊する

カフェの正社員の大変な仕事に1つとして、クレーム対応が挙げられます。

 

自分やスタッフのミスが原因であれば納得できるものの、明らかに理不尽なクレームを受けることもあります。

 

客だから従業員に何を言ってもいいと思っている人ってたまにいますよね…

 

そのようなクレームに日々対応していると「カフェの正社員ってつらい」と感じても仕方がないでしょう。

カフェの正社員がきついと感じたときの4つの打開策

カフェの正社員がきつい感じるシーンは確かに多くあるものの、自分なりに工夫をして乗り切っている方もたくさんいます。

実際、私も何度か乗り切った経験があります。

 

そこでここからは、カフェの正社員のきつさを打開するための工夫を4つご紹介します。

 

気になるところだけチェック!

上司に相談して客観的なアドバイスを受ける

仕事がきついと感じたときに、自分の力で乗り越える経験は非常に重要です。

しかし、自分の力だけで解決しようとすると時間がかかるほか、知識に限りがあるためどこかで限界がきてしまいます。

 

そのため、自分よりも経験豊富な上司に相談し、アドバイスを受けるのがおすすめです。

 

同じ会社で働く上司であれば、スタッフとの人間関係や休日がうまくとれないことなど、同じような悩みを抱え、乗り越えてきているはずです。

上司に自分の悩みを打ち明けることで、自分のときはどうやって解決したのかといったリアルな経験が聞けるため、参考になる情報が得られる可能性は高いでしょう。

 

また、上司に相談することで、自分1人で抱えていた問題を会社全体の問題として捉えてくれ、解決しようと動いてくれるケースもあるため、まずは信頼できる上司に相談することをおすすめします。

仕事のやり方を見つめ直す

カフェの正社員の仕事は接客から製造、発注やシフト作成など多岐に渡るため、仕事の進め方がまずいと自分で自分の首を締めてしまうこともありえます。

 

そのため、仕事のやり方を見つめ直してみるのも1つの方法です。

 

例えば、スタッフに接客や製造だけを任せているために自分の仕事が減らず、拘束時間が長引いているのであれば、スタッフに自分が1人でやっていた仕事を教えて任せてもよいかもしれません。

 

仕事の中で課題と感じていることを抽出し、それをどのようにすれば解決するのかをじっくり考え、行動に移すことを繰り返すことで、きつさを打開できる可能性が高まるでしょう。

スタッフとのコミュニケーションを密にとってみる

スタッフとの関係がうまくいっていないのであれば、コミュニケーションを密にとってみるのもよいでしょう。

 

スタッフとの関係がうまくいかないのは、お互いに考えが違う・対立しているケースがほとんどです。

その内容について話し合い、お互いに許せる範囲で妥協点が見つけられれば、関係性が改善することもあるでしょう。

 

お互いにちゃんと腹を割って話すのが大事!

 

はっきり言ってめちゃくちゃ疲れる作業ですが、悪化していた人間関係を改善できればかなり楽に働けるようになりますよ。

働き始めたときの目的を思い出してみる

ただ忙しく目の前の作業に追われていると「何でこんなにつらいのに働いてるんだろう…」と気持ちが落ちてきてしまいます。

 

働き始めたときは、少なからず夢や希望を持っていた方も多いはず。

仕事がつらくなってきたときこそ、もう一度最初に抱いていた目的を思い出してみるの打開策の1つです。

 

もしかしたら、カフェでノウハウを習得して、独立を目指していたかもしれません。

そのような方は、将来の自分の姿を想像してみると、打開するための力が湧いてくるはずです。

 

また、今の会社で結果を出し、昇進を目指していた方もいるでしょう。

世の中にはたくさん昇進する方がいますが、そのような方たちがみんな楽々昇進できたわけではないはずです。

今起こっているきつい出来事は、昇進するために乗り越えるべき壁なのかもしれません。

 

自分がなぜその仕事を選んだのか、目的はなんだったのかに立ち返れば、今のきつい状況を受け入れ、乗り越えるための行動を起こす気持ちが湧いてくるでしょう。

カフェの正社員はきつい!それでも続けるメリットとは?

カフェの仕事は正直なところきついことが多いのも事実ですが、やりがいを見つけられれば続けられる仕事でもあります。

 

そこでここからは、カフェの正社員を続けるメリットを4つご紹介します。

 

これらのメリットに魅力を感じるのであれば、仕事のきつさも乗り越えられるでしょう。

 

気になるところだけチェック!

いろいろな人と出会える

カフェの正社員を続けていると、さまざまな人に出会えます。

 

同じ会社の社員はもちろん、アルバイトさんやお客様、またカフェが商業施設などに入っている場合にはその関係者の方とも会う機会があります。

 

いろいろな方に出会うことでさまざまな視点からのお話が聞けるので、日々新しい発見があるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

アルバイトさんだけでも学生・主婦など幅広い年齢層の方に会えるので、話を聞くだけでも楽しいですよね!

調理スキルやコーヒーに関する知識が身につく

カフェの正社員として働いていると、調理関係の知識・スキルが身につきます。

 

働いているお店によって得られる知識は異なりますが、カフェで提供しているメニューの作り方やコーヒーの入れ方はもちろん、包丁などの調理器具に関する知識も学べます。

 

これらの知識は今後飲食業で働き続ける方や独立を目指したい方はもちろん、自宅で美味しいごはんやコーヒーを作りたい方にも役立つため、持っていて無駄になるようなものではありません。

 

むしろ、ごはんを作るのが苦手だと外食やスーパー・コンビニで買ってきたものばかりを食べることになるため、生きていく上でも非常に役立つスキルだと思っています。

 

私もカフェ勤務のおかげでレシピのバリエーションが増えました。パスタは今でもよく作って食べていますよ!

汎用性のあるスキルが身につく

カフェの正社員が調理やコーヒーに関するスキルだけでなく、ほかの仕事にも役立つ汎用的なスキルも学べます。

 

カフェの正社員で学べ、ほかの職種でも活かせる可能性のあるスキルは以下の通りです。

 

  • コミュニケーションスキル
  • 仕事を効率よく回すスキル
  • 接客スキル
  • マネジメントスキル(店長・マネージャーなどの場合)

 

自分では気づかないかもしれませんが、カフェで働くことでいろいろと身についているものですよ!

 

カフェで働き続けて上記のようなスキルを意識して磨いていけば、今後転職や独立をするときに動きやすくなるでしょう。

働いているカフェでの役職が上がる可能性がある

今働いているカフェで働き続け、活躍が認められれば役職が上がる可能性があります。

カフェであれば会社にもよりますが、店長やSV(スーパーバイザー)、マネージャー、チーフなどの役職が準備されていることでしょう。

 

役職が上がれば、一般的に給料も上がることが見込まれます。

給料アップが叶えられれば、給料面できついと感じていた方は頑張りが報われたと感じられるはずです。

 

一方で辞めてしまうと次の会社ではまたゼロからのスタートなので、相当な実力者でない限りは役職アップは遠のいてしまうでしょう。

それでもやっぱりカフェの正社員がきついとき

どれだけ対策を講じても「カフェの正社員はきつすぎる」「これは続けられない」と感じるのであれば、ほかの仕事への転職を検討するのもありでしょう。

 

先ほどもお伝えしたように、カフェでの経験がほかの仕事でも活かせるものです。

 

ここからは、カフェの正社員が転職する際に押さえておきたいポイントを3つ解説します。

向き不向きがあることを理解する

カフェの正社員は多くの場合学歴が必要ないため、誰でもできる仕事と思われがちですが、明確に向き不向きがあります。

「対人関係が苦手」「マルチタスクが苦手」「人に仕事を任せられない」という方は、カフェの正社員には向いていない可能性があります。

 

そもそもカフェの正社員に向いていない性格の場合、どれだけ対策を練り、実行してもきつさを改善するのは難しいでしょう。

 

自分が向いていないと感じた場合は無理して続けるのではなく、異なる職種へ目を向ける意識が重要です。

自分の持っているスキル・経験が活かせる職場に転職する

カフェ以外の仕事に転職する場合は、自分の持っているスキル・経験が活かせる職場に転職しましょう。

 

転職前に新たに勉強し、知識・スキルを得てから転職するという方法もありますが、時間がかかるため、すでにカフェの正社員がきついと感じてしまっている方にはあまりおすすめできません。

そのため、持っているものを最大限活かせるような職場を選ぶのがベストです。

 

カフェの正社員を経験している方がすでに持っている可能性が高いスキルは以下の通りです。

 

  • コミュニケーションスキル
  • 仕事を効率よく回すスキル
  • 接客スキル
  • 調理スキル
  • マネジメントスキル(店長・マネージャーなどの場合)

 

こういったスキルを活かせる業種に絞り、仕事を探すことで自分に合う仕事を見つけやすくなるだけでなく、仕事の範囲を狭められるため効率的な仕事探しにもつながるでしょう。

 

◆飲食業から異業種に転職したいとお考えであればこちらの記事をご覧ください。

飲食業から転職したい!失敗しないコツ・おすすめ業種を解説 - オータクログ

三者の視点を利用する

「自分の持っているスキルや知識なんてよくわからない…」という方は、第三者の視点を利用して転職活動を進めることをおすすめします。

 

なぜなら、客観的にこれまでの職歴や経験を聞いてもらうことで、自分では気付けなかった強みやスキルが見えてくる可能性があるためです。

 

三者の視点を活用し、自分の強み・スキルを知る方法は以下の通りです。

 

  • 自分の仕事を見ている上司や同僚に聞いてみる
  • ハローワークを活用する
  • 転職エージェントを利用する

 

基本的にはどの方法でも問題ありませんが、おすすめなのは転職エージェント。分析した自分の強みやスキルをもとに、それに合った求人を紹介してくれるので、自分を活かせる職場が見つけやすいのが特徴です!

 

◆転職エージェントについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

飲食業界専門の転職エージェントを比較するポイントとは?【おすすめもご紹介】 - オータクログ

まとめ

カフェの正社員は、休みが取りづらい・拘束時間が長い・人間関係が大変など、さまざまな理由でつらいと感じることのある仕事です。

 

しかし、上司に相談してみる、仕事のやり方を見直してみるなどの対策を講じることで、きつさを打開し、楽しさを見いだせるようになるでしょう。

 

ただ、人によってはさまざまな対策を講じてもカフェでの仕事がうまくいかず、続けるのが難しいと感じる方もいるでしょう。

そのような場合は、続けていてももっとつらくなってしまうため、転職を視野に入れることをおすすめします。

 

どちらにせよ早めに行動し、速やかにきついと感じる状況を打開しましょう。