オータクログ

私が学んできたことの備忘録

フリーターでいることは甘えじゃない。そういう働き方を選んだだけ

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「フリーターは甘えだ」と言われて落ち込んでいませんか?

 

そんなことを言われたらめちゃくちゃ悩みますよね。「じゃあどうすればいいんだろう?」など、色んな考えが頭の中を巡ってしまうでしょう。

 

そこでこの記事では、過去にフリーター生活を5年ほど経験した筆者が、

  • フリーターは甘えなのか?
  • フリーターをこのまま続けるかどうかの決め方

をメインにご紹介していきます。

 

ぜひご一読ください。

 

「フリーターは甘えている」は他人の意見。気にしなくてOK

いきなり結論ですが、「フリーターは甘えている」というのはただの他人の意見。

なので全然気にしなくてOKです。


あなたは、数ある働き方の選択肢の中で「フリーター」という働き方を選んだだけの話。その選択を、他人にとやかく言われる必要なんて無いはずです。

 

独立行政法人 労働政策研究・研修機構 大都市の若者の就業行動と意識の展開によると、フリーターになるにも、人それぞれ色んな理由があることがわかります。

 

  • つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として
  • 学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があった
  • 自分に合う仕事を見つけるため
  • 正社員はいやだったから

 

確かに「正社員はいやだったから」という理由だと、甘えているように見られても仕方ない面もありますが、それもその人が自分で選択したこと。フリーターとして生きると決めただけなんです。

 

人の意見に振り回される必要はありません。あなたの思った道をすすみましょう。

フリーターでいるメリットと将来のリスクを把握したうえで、続けるかどうか自分で選ぼう

働き方を選ぶのは個人の自由です。なので、フリーターでいるのは甘えでも何でもありません。

 

とはいえ、フリーター生活を続けるのであれば、メリットだけでなく今後のリスクもしっかり確認しておく必要があります。

 

なぜなら、いい面ばかり見ていると年齢を重ねたときに、後悔する可能性があるからです。

 

そこでここからは、

  • フリーターで生き続けるメリット
  • フリーターでいるなら考えておくべきリスク

をそれぞれご紹介していきます。

 

メリットとリスクを比べて、今後どうするかを考えてみてくださいね。

フリーターで生き続けるメリット

フリーターで生き続けるメリットは以下の4つです。

 

  • 自分で時間を調整できる
  • 副業が自由にできる
  • 責任感のある仕事が少ない
  • 辞めやすい

 

1つずつ詳しく解説していきます。

メリット①:自分で時間を調整できる

正社員だと、多くの場合1日の労働時間や、休日が会社によって決められています。

 

その点、フリーターはほとんどの場合労働時間はシフト制で決まります。働きたい時間だけ働けるし、休みたいときに休めるのが魅力ですよね。

 

そのため、

  • 介護のために短い時間だけ働く
  • 旅行に行きたいから一週間丸々休む
  • 夜はデートしたいから、朝だけ働く

のように、自分の予定や都合に合わせて働くことができます

 

以上のように、時間の都合が付けやすいのは、フリーターでいることの大きなメリットです。

メリット②:副業が自由にできる

経団連が2020年に調査した結果によると、「副業・兼業を認めている」という企業は22%だったとのこと。政府が副業・兼業をすすめているとはいえ、まだまだ企業は副業の推進に慎重なようです。

 

その点フリーターは、副業し放題。何も制限されることがないため、副業をしても誰にも迷惑をかけることもありません。


私もフリーターの時から、コーヒー販売やwebライターの副業をしていました。副業をすればお金が入ることはもちろん、アルバイトでは身につかないようなスキルが身につくので、正直かなりおすすめです。

 

自分の好きな副業を好きなだけできるのは、フリーターでいるメリットの1つといえるでしょう。


参考:副業・兼業の促進

メリット③:責任感のある仕事が少ない

アルバイトは単純作業を任されることが多く、その責任者は正社員であることがほとんどです。そのため、アルバイトでいれば責任感の大きな仕事が回ってくることはほとんどありません。

 

例えば、飲食店なら店長は正社員、それ以外はみんなアルバイトという職場も多いはず。アルバイトは料理を運んだり、接客をするだけ。店長は仕入れのための発注や、クレーム対応、シフト管理など責任のある仕事をしていますよね。

 

責任感のある仕事が回ってくることがほぼ無いためストレスが少ないのは、フリーターの利点です。

メリット④:辞めやすい

アルバイトであれば仕事を辞めやすいというのも、フリーターでいることのメリットです。


例えば、「就職先が決まった」「引っ越しすることになった」「追いかけていた夢が叶った」など、生活環境の変化に合わせて、比較的仕事を辞めやすいという特徴があります。

 

また、「今の仕事が合わない」「他に興味のある業種がある」と言った場合にも、動きやすいのもメリット。


ただ、いきなり辞めるのはあまりにも失礼なので、遅くても1ヶ月前には相談するようにしましょう。

フリーターでいるなら考えておくべきリスク

ここまでメリットをみてきましたが、次はフリーターを続けると起こり得るリスクです。


それは、

  • フリーターでは給料がほぼ上がらない
  • 年齢を重ねるごとに体力は衰える
  • フリーターに対する世間の目は冷たい
  • 親はいつまでもいない

の4つです。

 

それぞれどういうことなのか、詳しく説明していきますね。

リスク①:フリーターでは給料がほぼ上がらない

正社員であれば、年齢が上がるごとに少しずつ給料が上がっていきますが、フリーターの場合はそうはいきません。

 

なぜなら、フリーターの多くは時給で働いており、上がったとしてもその額が微々たるものだから。

 

実際に、厚生労働省令和3年賃金構造基本統計調査によると、年齢別の正社員と正社員以外の賃金は以下の様になっています。

 

  正社員 正社員以外 差額
20〜24歳 216,600円 183,000円 33,600円
25〜29歳 250,900円 204,900円 46,000円
30〜34歳 283,700円 207,600円 76,100円
35〜39歳 315,900円 208,300円 107,600円
40〜44歳 341,800円 210,200円 131,600円

 

フリーターでいること給料がほぼ上がらないことに加えて、年齢が上がるごとに正社員との賃金差が開いているのがわかります。

 

さらに言えば、正社員はボーナスがあったりするので、その分もフリーターと差が開いてしまいます。

 

このままフリーターでいるのであれば、こういった現実を受け入れなけいことは頭に入れておく必要があります。

リスク②:年齢を重ねるごとに体力は衰える

フリーターがたくさんお金を稼ごうと持ったら、時給であるためたくさんの時間働く必要があります。

今は若いから長い時間働いても身体は元気もしれませんが、年齢を重ねれば確実に長時間労働に耐えられなくなります。

 

その理由はシンプルに、体力は衰えていくものだからです。


実際に、文部科学省が国民の体力・運動能力を調査した結果、男性・女性ともに年齢を重ねるごとに体力が落ちていることがわかります。

 

加齢に伴う新体力テスト合計点の変化(男子)

加齢に伴う新体力テストの合計点の変化(女子)

画像引用:令和2年度体力・運動能力調査報告書について:スポーツ庁

 


年を取ったときに、今と同じようには動けない可能性が高いことはよく知っておく必要があるでしょう。

リスク③:フリーターに対する世間の目は冷たい

皆さんも感じているかもしれませんが、フリーターは世間的にみるとあまり良い印象は持たれません

それはたとえアルバイトで一生懸命働いていたとしてもです。

 

実際に、

  • 正社員というだけで上から目線でものを言ってくる
  • 同窓会で「今フリーターしてる」と言ったら引かれた
  • 気になる人に「フリーターです」と言ったら距離を取られた

というような経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

また、クレジットカードやローンの審査が通りにくいなど、社会的にも信用が低い立場だったりします。

 

フリーターを続けるなら、ある程度世間の冷たい目を感じながら生き続ける必要はあるでしょう。

リスク④:親はいつまでもいない

フリーターの中には、実家で暮らしている人もいるでしょう。

実家で暮らしていれば、親がご飯や掃除、洗濯など、家事をしてくれているのではないでしょうか。

また、お金の面でも食費、家賃などを出してもらっている人もいるかもしれません。

 

今はそれで楽だからいいかもしれませんが、現実問題として、高い確率であなたよりも親の方が先に亡くなってしまいます。

これは人間の寿命の問題なのでどうしようもありません。

 

もし1人になったときに何もできない状況だと、生活に困ってしまう可能性も。

 

実家住みで親にお世話になっているフリーターは、この事実をしっかり考えておく必要があるでしょう。

リスクが怖い場合はフリーターを脱出しよう

メリットとリスクを比較してどう感じたでしょうか。

 

もし、「これくらいのリスクなら許容できる」という方であれば、フリーターを続けても問題ないと思います。

 

逆に今、「ちょっと不安になったな…」と思った方は、フリーターを抜け出すために動き出した方がいいかもしれません。

 

次章からは、そんな方のために、フリーターを抜け出す方法を解説していきます。

フリーターを抜け出す方法

フリーターを抜け出す方法は、以下の2つ。

 

  • スキルを身につける
  • 就職活動をする

 

それぞれ詳しく解説していきます。

スキルを身につける

フリーターを抜け出すための1つ目の方法は、「スキルを身につける」です。

 

スキルを身につけられれば、就職することはもちろん、フリーランスになることも可能だからです。

 

スキルと言っても、世の中に求められるスキルでないと仕事になりません。

 

例えば今だと、

などが挙げられるかと思います。

 

人に求められるスキルを身につけられれば、簡単にフリーターという立場を脱出することができますよ。

就職活動する

フリーターを抜け出す2つ目の方法は、「就職活動をする」です。

 

就職活動をして正社員になれば、フリーターでいることのリスクのほとんどが解消されます


就職活動をするには、

  • ハローワークに行く
  • 就職エージェントを利用する
  • 就職サイトを利用する

などの方法があります。

 

正社員になって、安定した生活を手に入れましょう。

フリーターにおすすめの就活方法は就職エージェント

これはかなり個人的な意見になりますが、就活するなら就職エージェントがおすすめ。

 

なぜなら、就職活動における全てを専任のキャリアコンサルタントがサポートしてくれるから。

 

サポートしてくれる範囲は下記の通り。

 

  • 就職相談(ヒアリング)
  • 求人情報の紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 応募手続き
  • 面接の日程調整
  • 面接対策
  • 条件交渉
  • 入社後の相談 など

 

ハローワークでも履歴書・職務経歴書の添削などは行っていますが、平日しか開いていない・求人は自分で探さないといけないなど不便な点もあります。

 

便利な就職エージェントを活用して、正社員への道を開いていきましょう。

 

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正社員を考えているなら、両方とも無料ですので登録だけでもしておくことをおすすめします。

 

 

まとめ:フリーターも1つの働き方。後悔しないよう自分の思う働き方をしよう

「フリーターは甘え」は他人が勝手に言っているだけなので、気にしなくてOKです。

 

ただ、本当にそのままでいいのかは、しっかり検討しておく必要があると思います。

 

メリット、将来起こり得るリスクを比較して、フリーターでいるのか、それとも脱出するために動き始めるのかを検討してみてください。

 

いずれにせよあなただけの人生です。後悔しないよう、自分がいいと思った働き方をしていきましょう。

 

 

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