「いつまでフリーターでいて大丈夫なんだろう…?」と考えていませんか?
何かしらの理由でフリーターになったものの、このままでいいのか、別の道を探した方がいいのかを考えるタイミングってありますよね。
そこでこの記事では、過去にフリーターを5年ほどしていた筆者が、
- フリーターという立場でいつまでいていいのか
- フリーター卒業後の選択肢にはどんなものがあるのか
について詳しく解説していきます。
ぜひご一読ください。
- いつまでにするかは「なぜフリーターになったのか」によって変わる
- 人によってフリーターになる理由はいろいろ
- いつまでフリーターでいていいのかを理由別に解説
- フリーターを卒業後の選択肢には何がある?
- まとめ
いつまでにするかは「なぜフリーターになったのか」によって変わる
「いつまでフリーターでいて大丈夫なのか」については、その人がフリーターになった理由によって変わってくるのかなと思います。
「フリーターなんかすぐ辞めて就職した方がいいよ!」という人もいるかもしれませんが、個人的にはこれは暴論。
人によっては「フリーターじゃないといけなかった」という場合もあるのです。
例えば、一緒に住んでいる親の介護をしないといけないから、時間の融通が効くフリーターになったというケースもあるでしょう。
こんな人に「いつまでフリーターなんてやってるんだ!」とはいえないですよね。
あなたがフリーターになった理由や今の状況に合わせて、いつまでにするかを考えればいいのです。
人によってフリーターになる理由はいろいろ
ここで、一般的にはどんな理由でフリーターになる方が多いのかを見ていきましょう。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構が調査した大都市の若者の就業行動と意識の変容によると、男性・女性それぞれのフリーターになった理由ベスト5は以下の通りです。
フリーターになった理由(男性)
つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 17.2% |
学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 16.6% |
自分に合う仕事を見つけるため | 15.5% |
なんとなく | 14.4% |
その他 | 7.9% |
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 大都市の若者の就業行動と意識の変容
フリーターになった理由(女性)
つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 16.2% |
自由な働き方をしたかったから | 13.5% |
その他 | 11.2% |
学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 10.8% |
家庭の事情で | 9.0% |
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 大都市の若者の就業行動と意識の変容
ちなみにここに出ている理由以外にも、
- 仕事以外にしたいことがあるから
- 新卒時、正社員として採用されなかったから
など多種多様な理由がありました。
おおよその人が、上記のような理由に当てはまるのではないかと思います。
さて、あなたはどんな理由でフリーターになったのでしょうか?
次章から、上記で出てきた理由別にいつまでフリーターでいいのかを解説していくので、フリーターになった時の気持ちを思い出していただければと思います。
いつまでフリーターでいていいのかを理由別に解説
どんな理由であなたがフリーターになったかを思いだせたでしょうか?
それではここから、理由別にいつまでフリーターでいていいのかを解説していきます。
あなたに当てはまるものを確認してくださいね。
つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として
「つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として」という理由でフリーターになった人は、その勉強や準備、修行の期間をリミットを自分で設定することをおすすめします。
なぜなら、勉強や準備、修行は無制限にできてしまうから。
「もう少しできるようになってから…」と完璧を求め続けるのは、出口のない迷路に入るのと同じことなのです。
私は昔フリーターをしながらWEBライターの勉強をしていましたが、勉強しようと思えば無限にやることがありました。
文章力はもちろん、SEOの知識、営業のこと、マーケティングのこと…
「これは全部完璧に勉強してたらキリがない」と途中で気づいたので、この日までは勉強して、そこからはとりあえずクラウドソーシングで仕事を受けてみようと切り替えました。
そしたら意外と提案が通って、それから今に至るまで仕事が途切れていません。
なので、修行期間は3ヶ月なら3ヶ月、半年なら半年とリミットを決めてしまって、そこからは就きたい仕事に実際にアプローチするのがおすすめ。
そうしないと、ダラダラと勉強や準備、修行が続いてしまい、いつまで経っても就きたい仕事につけなくなってしまいますよ。
学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから
「学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから」という理由でフリーターになった方は、「一時的」な状況が終わるまではフリーターのままでいいのではと思います。
この理由の場合、しっかりとした目標があるので、目標が達成されれば自然と次の行動に移るのではと考えるからです。
ちなみに、私はこのタイプ。
正社員のままでは給料が低すぎて生活がままならなかったので、辞めてアルバイトの掛け持ちから始めました。
その後数年で生活が安定してきたので、フリーターを卒業して正社員→フリーランスという感じです。
無理に「いつまで」と決めず、状況が落ち着いたり、目標を達成したりしてからその後のことを考えるくらいでいいのではないかと思います。
自分に合う仕事を見つけるため
「自分に合う仕事を見つけるため」という理由でフリーターの方は、勉強の方と同様にしっかり期間を決めてしまうのが良いと思います。
こちらも期間がなければ永遠に探し続けてしまいます。
「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、人間は今よりもっと良いものを探してしまうのです。
例えば、飲食業のアルバイトをしてみて「自分に合っているかも」とその日は思っても、いろいろ調べたりすると「やっぱり自分はコツコツ系だし事務系の方が向いているかも…」なんて思っちゃうもの。
探せば探すほど「合っていそう」な仕事は見つかるのです。
なので、「ここまではいろいろ見る期間、ここからは決めた職種から仕事を探す期間」などバチッとリミットを設けて動くのがおすすめ。
自由な働き方をしたかったから
「自由な働き方をしたかったから」という理由でフリーターになった方は、今のフリーター生活で幸福感が高いならそのままでもいいのではないかと思います。
なぜなら、自由な生活をすることで自分が幸せになれることを分かっているのに、それを壊す必要なんてないからです。
個人的にもフリーターの最大のメリットは時間がある程度自由に使えることだと思っています。
好きな時に働けるし、好きな時に休める。
正社員だとどうしても時間的に縛られる場合は多いので、こうはいきません。
ただ、自由と引き換えにデメリットがあることにも目を向けておく必要はあると思います。
フリーターでいることの主なデメリットはこんな感じ。
- フリーターでは給料がほぼ上がらない
- 年齢を重ねるごとに体力は衰え、今のように動けない
- スキルが身につかない
- フリーターに対する世間の目は冷たい
これらのデメリットと自由に働けるメリットを比べて、フリーターでいるかどうかを決めるのが良いと思います。
なんとなく
「なんとなく」でフリーターになった人は、上記と少しカブりますが、今のメリットと将来のリスクを把握して、今後も続けるかどうかを決めるべきです。
なぜなら、何も考えずにそのまま過ごしていると、年齢を重ねた時に後悔する可能性があるからです。
フリーターでいるメリットは以下の4つ。
- 自分で時間を調整できる
- 副業が自由にできる
- 責任感のある仕事が少ない
- 辞めやすい
フリーターを続けると起こり得るリスクも4つ。
- フリーターでは給料がほぼ上がらない
- 年齢を重ねるごとに体力は衰える
- フリーターに対する世間の目は冷たい
- 親はいつまでもいない
これらを比較して、「リスクが怖い」と感じるならフリーターを脱出するための行動を、「これくらいなら想定内」という方はフリーターを継続するのが良いでしょう。
メリットとリスクの詳細は、
フリーターでいることは甘えじゃない。そういう働き方を選んだだけ - オータクログ
でも解説していますので、興味のある方はぜひご一読ください。
家庭の事情で
「家庭の事情で」フリーターになった方は、いつまでと期限を決めずに状況と相談しながらフリーターを続けるのがいいのではないかと思います。
家庭の事情は基本的に自分ではどうしようもないことの方が多いはず。
それなのに期限を区切ってしまうと、うまく行かなかった場合に大きなストレスになってしまうことも。
例えば介護は、自分の力では終わらせることができませんよね。
そんな状況で「この日からは正社員で働く!」と意気込んでも、うまくいかないことは目に見えているでしょう。
家庭の事情が落ち着くまではフリーターを継続し、一段落ついたら考えるくらいでいいのではと思います。
フリーターを卒業後の選択肢には何がある?
いつまでフリーターを続けるのかを決めたら、同時に次にすることも決めないといけません。
フリーターを卒業したらどんな選択肢があるのかを考えてみました。
- アルバイト先で就職
- 就活して就職
- フリーランスとして独立
1番手っ取り早いのは、アルバイト先で就職ですね。
やるべき仕事や働いている人のことがわかるので、馴染みやすいかなと思います。
次におすすめなのが就活して就職、スキルがあるならフリーランスといった感じでしょうか。
あなたに合った選択肢を選んでくださいね。
正社員を目指すならできるだけ早い方がいい【データあり】
ちなみにですが、正社員になるならあまり時間をかけずに早い段階で動いた方がいいよということもお伝えさせていただきます。
なぜなら、「フリーターの継続期間が長くなると、正社員になれる確率が低くなるよ」というデータが出ているから。
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 大都市の若者の就業行動と意識の変容
なぜこういう結果になったかまでの考察は載っていなかったのですが、フリーター歴5年の私が思うに、
- 期間が長くなると年齢が上がってくるので、就職のハードルが上がる
- 期間が長くなると就職へのモチベーションが下がってくる(特に何回が失敗している場合)
という感じなのかなと想像しています。
こういったことが起こる確率を失くすため、正社員を目指すなら今すぐにでも行動するのがおすすめですよ。
フリーターにおすすめの就活方法は就職エージェント
これはかなり個人的な意見になりますが、就活するなら就職エージェントを活用するのがおすすめ。
なぜなら、就職活動における全てを専任のキャリアコンサルタントがサポートしてくれるから。
サポートしてくれる範囲は下記の通り。
ハローワークでも履歴書・職務経歴書の添削などは行っていますが、平日しか開いていない・求人は自分で探さないといけないなど不便な点もあります。
便利な就職エージェントを活用して、正社員への道を開いていきましょう。
フリーターの方におすすめの就職エージェントはこちら
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正社員を考えているなら、両方とも無料ですので登録だけでもしておくことをおすすめします。
まとめ
いつまでフリーターでいいのか?に関しては、フリーターになった理由で決まります。
フリーターになるにもいろんな理由があるので、1つの答えにまとめきれないのが正直なところ。
あなたがなぜフリーターになったのかを思い出し、それに合わせて今後どうするのかを決めていきましょう。
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