「今フリーターなんだけど一人暮らしがしたい。でも今の収入じゃきついのかな…」
実家を出て一人暮らしはしたい。でもフリーターだからお金の面が不安。と考えている方は多いはず。
そこでこの記事では、過去にフリーターで一人暮らし生活を経験した筆者が、
- フリーターで一人暮らしってきついの?
- どんな人がフリーターでも一人暮らしができるの?
という質問に答えていきます。
ぜひご一読ください。
フリーターで一人暮らしがきついかどうかは個々人で大きく変わる
「フリーターで一人暮らしがきついかどうか」は、その人の性格や住んでいる環境によってに大きく左右されるんじゃないかと思います。
具体的には、
- 住んでいる地域の家賃相場
- 育ってきた環境
- 金銭感覚
など。
これらは人それぞれ違うため、同じフリーターであっても一人暮らしがきつくなるかそうでないかが変わってくるのです。
実際、私はフリーター時代に一人暮らしをしていましたが、正直きついと思ったことは一度もありませんでした(自慢ではありませんよ)。当時確か月12〜15万の手取りでしたが、わずかながら貯金も出来ていました。
ただ、同じバイト先で同じくらいの収入の友人の中には、「今月もギリギリやわ…」「一人暮らしってホンマ金かかるわ〜」と言っていた人がいたのも事実です。
なので、「フリーターで一人暮らしってきついの?」と聞かれたら、「フリーターでも1人暮らしは全然出来るけど、きついと感じる人もいる」と答えます。
こんな人はフリーターで一人暮らしはきつい
「曖昧な答えでボカしてんじゃねーぞコラ」という厳しい声が聞こえてきそうですね。あーこわ。
なのでせめて、私のフリーター時代の一人暮らしの経験から、「どんな人がフリーターでも一人暮らしができるのか」をご紹介していこうと思います。
まずは、「こんな人はフリーターで一人暮らしはきつい」という人から。
自分はどうなのか?という視点でチェックしてみてくださいね。
特徴①:家計管理ができない
生活がキツくなる人は、お金がいくら入ってきていて、いくら出ていっているのかを把握できていないケースが多いです。
欲しい時に欲しいものを、欲しいだけ買う生活。
収入とのバランスがわかっていないから、気がつけば赤字だったなんていうこともしばしば。
当たリ前ですがそんな生活を続けていると、最終的には「電気が止まった…」「家賃が払えない…」という状態になってしまいますよね。
家計管理ができない人は、収入の低いフリーターの状態での一人暮らしはきついものとなるでしょう。
特徴②:自炊できない・しない
外食は自炊と比較するとかなり金額が高くなります。
毎日3食食べると考えると、1年で1095食。1食あたりは大きくなくても、年間で考えるとかなり大きな差になることは容易に想像できるでしょう。
朝はコンビニのパンとコーヒー、昼はコンビニ弁当、夜は牛丼。1食あたりは安いかもしれませんが、トータルで見ると1日1,000円以上使っています。
さらに「今日は仕事頑張ったから」とご褒美にデザートを食べることもあるでしょう。そうなると食費がエライことになります。
自炊せずに外食という生活を繰り返しているうちに、一人暮らしがきつくなってしまうのです。
特徴③:身の丈に合った生活ができない
一人暮らしを始めると実家に住んでいた時より出費が大きくなるため、使えるお金が少なくなります。
にも関わらず実家気分でお金を使っていると、すぐにお金が無くなってしまうでしょう。
例えば、「財布は人に見られるからいいものにしておかなきゃ」などと適当に自分を納得させる理由をつけ、収入以上のブランドものの財布・服などを買ってしまいます。
見た目や持ち物も大事ですが、生活がきつくなっては本末転倒。
我慢できない人は一人暮らしには向いていないでしょう。
特徴④:人に流されやすい
人付き合いにはどうしてもお金がかかってしまうもの。誘われるもの全てに応えていれば、当然出費は増えていきます。
例えば、
- バイト先の人たちとの飲み会
- 先輩とのランチ
- 友人との旅行
少ないお給料でこれらに全部参加するのは、どこかで経済的に無理が出てくるはず。
人からの誘いを断れないと、フリーターでの一人暮らしはかなりキツくなるでしょう。
特徴⑤:働きたくないという理由でフリーターになった
一般的にフリーターは時給でお金を頂いている人が多いはず。
時給なのに少ししか働かないとお給料が少ししか入らないため、家賃や水道光熱費が払えなくなってしまいます。
例えば、できるだけ働きたくないからといって労働時間を週3、1日4時間だけに抑えていれば、月では48時間労働。これで時給1,000円だとしたら、月のお給料は48.000円になってしまいます。
それに対して、一人暮らしをした時に支払わないといけないお金は家賃や水道光熱費、スマホ代などなど…。ギリギリ支払えたとしても、余裕は無いためつらくなるでしょう。
働きたくないけど一人暮らしをしたいという考えでは、生活はきつくなる一方なので止めた方がいいと思います。
フリーターの一人暮らしを楽にする方法
もしかしたらこれまでの記事を読んで、「俺一人暮らしに向いていないかもしれない…」と絶望した人もいるかもしれません。
ですが、まだ諦めないでください。今は向いていない人でも、ちょっと行動や考え方を変えれば一人暮らしができる人になれます。
そこでここからは、私のフリーター時代の一人暮らし経験から、フリーターの一人暮らしを楽にする方法を解説していきます。
難しいことは1つもないので、ぜひ参考にしてみてください。
方法①:ざっくりでいいので家計を管理する
収入と支出の状況がわかっていないと、「いくらまでなら使って大丈夫なのか」がわからなくなってしまいます。
何も考えずに使い続けると、いつの間にかお金が無いという事態に陥ってしまうことも。
そのため、自分のお金の流れを把握するため、家計簿をつけるようにしましょう。家計簿は、紙でもアプリでも何でもOK。
個人的にはレシートの写真を撮るだけでデータを集計してくれるアプリがおすすめですが、自分に合う方を選んでください。
家計簿をつけるときは、1円単位まで細かく管理しなくてOK。例えば電気代が3,163円なら、「電気代 3,000円」と記入すれば十分です。
家計管理は続けることが最優先。細かく管理して続けられないのでは意味がありません。
一人暮らしを楽にする第一歩はお金の流れの見える化から。家計簿をつけて管理すれば、お金を使いすぎて生活がきつくなることはなくなりますよ。
方法②:家賃の相場の低い地域に住む
家賃は、一人暮らしをするなら間違いなく毎月支払わなければならない出費。
ただでさえ時給で働くフリーターは収入の上限が決まっているのに、家賃の金額が大きすぎると使えるお金がかなり少なくなってしまいます。
なので、フリーターが一人暮らしするならできるだけ家賃の低い部屋を借りるのがおすすめ。
近隣の市区町村でも家賃相場が全然変わってきたりするので、事前にしっかり調べておきましょう。
例えば大阪市の中心地、北区周辺のワンルーム・1Kの家賃相場だとこんな感じ。
ワンルーム | 1K | |
---|---|---|
西淀川区 | 3.16万 | 5.14万 |
都島区 | 3.34万 | 5.79万 |
東淀川区 | 3.48万 | 4.87万 |
淀川区 | 3.92万 | 5.41万 |
福島区 | 5.2万 | 7.19万 |
北区 | 5.77万 | 6.16万 |
参考:全国宅地建物取引業協会連合会 「家賃相場:大阪府(2022年10月16日)」
同じ部屋の広さでも少し場所を変えるだけで、1〜2万円は変わってくることがわかると思います。
家賃は住んでいる間は絶対支払わなければいけない固定費。これが抑えられれば、生活はかなり楽になりますよ。
方法③:自炊する
外食は自炊と比較して、かなり金額が上がってしまいます。それを毎日続ければ、フリーターでなくても生活がきつくなってしまうでしょう。
外食はどうしたってお金がかかるので、食費を抑えるために自分でご飯を作りましょう。
「忙しいから作る時間が無いよ…」という方は、休みの日に作り置きを作ると楽になります。
私もフリーター時代は、
- ご飯をまとめて炊いて小分けして冷凍
- カレーをまとめて作って小分けして冷凍
したりしていました。いやはや懐かしい。
自炊するようになればお金に余裕が出るのはもちろん、自然と料理の腕も上がるのでかなりおすすめです。
方法④:お金のかからない趣味を見つける
趣味は人生の質を上げる重要な要素。
とはいえ、ギャンブルやアイドルの追っかけなど、あまりにお金がかかるような趣味では、楽しい気持ちになれても生活はきつくなってしまいます。
もし今そういった趣味を持っているなら、一人暮らしをする前にそれに変わるお金のかからない趣味を探した方がいいでしょう。
例えば、
- 散歩
- スマホカメラで写真撮影
- 自宅で筋トレ
- 図書館で読書
など。
お金のかからない趣味を見つけられれば、フリーターの一人暮らし生活が楽になることはもちろん、生活がより楽しくなるでしょう。
方法⑤:付き合う人を選ぶ
友人の中でも、ギャンブルや旅行など、お金のかかる遊びばかり誘ってくる人もいるでしょう。
こういった誘いに全て乗ってしまうと、どんどん生活費に使えるお金が無くなってしまいます。
フリーターで一人暮らししたいなら、お金のかかる遊びに誘ってくる人とは距離を置くというのも大事。
誘われても「すいません。その日は忙しくて…」と言って断り続ければ、そのうち誘ってこなくなるはず。
お金を使った遊びばかりする人と距離を置ければ、お金はもちろん時間も浮いてくるので、気持ちに余裕が生まれてきますよ。
方法⑥:節約できるところがないか常に考える
アルバイトで時給で働いていると、働ける時間には限りがあるので、どうしても収入には上限が出てきます。
そのため、きつい生活にならないためにできることは主に節約になるのです。
なので、「どこか今より節約できないか」という視点を持つことが大事。
例えば、
- サブスクでやめてもいいものはないか
- スマホのパケットは大容量じゃなくてもいいんじゃないか
- 車や原付を持たなくても自転車でいけないか
- 現金で購入するよりカードで買った方がポイントがついてお得なんじゃないか
など。
案外節約のタネは身近にあるもの。小さいことでも積み重ねられれば、フリーターでも豊かな生活を手に入れられますよ。
方法⑦:収入を増やす
ここまでほとんど節約のことを紹介してきましたが、ある程度までいくと節約できることにも限界がきます。
そうなった時に生活水準を上げたいと思ったり、まだ生活がきついと感じたりするなら、今以上に収入を上げることを考えた方がいいかもしれません。
収入を上げる方法は、
- アルバイトを掛け持ちして働く時間を増やす
- スキルを身につけて副業する
- 就職する
などがあります。
これができれば生活に余裕がでてくるので、お金の心配をする必要も少なくなるでしょう。
まとめ
フリーターであっても一人暮らししたいですよね。
ただ、やっぱり心配なのがお金の面。周りに迷惑をかけるのは避けたいところだと思います。
フリーターの一人暮らしに1番向いていないのは、「お金の管理ができない人」だと思います。
言い換えれば、稼ぐお金の範囲内に生活費を抑えられれば、一人暮らしがきつくなることはないはず。
そのため、一人暮らしをする前にしっかりシュミレーションしておくことが重要になります。
シュミレーションした結果無理なのであれば、一人暮らしは一旦諦め、収入を増やすことに力を注ぐのが無難です。
将来を考えるのであれば、スキルを身につけて副業するか、就職するのがおすすめ。
アルバイトの掛け持ちは今だけを考えるならいいですが、将来的に体力が落ちることを考えるとおすすめできません。
家計管理や節約は必須になりますが、フリーターでも一人暮らしは可能。
しっかり節約の勉強、シュミレーションをして、楽しい一人暮らし生活を始めましょう!
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