「調整ココアって何?純ココアとは違うの?」
「調整ココアは純ココアの代用品になるの?」
調整ココアとは、一般的に純ココアにスキムミルクや砂糖を加えて飲みやすくしたココアのことです。
「ミルクココア」や「インスタントココア」と呼ばれることもあります。
本記事では、調整ココアの基礎知識について解説したうえで、その他のココアとの違いや、他のココアと代用可能なのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 調整ココア(ミルクココア)とは
- 調整ココア(ミルクココア)とその他のココアの違い
- 調整ココア(ミルクココア)と純ココアはそれぞれ代用可能?
- 調整ココアの商品ごとの違いは?
- 本格的な味わいの調整ココアをお探しなら「本気のココアの素」
- 調整ココアの美味しい飲み方
- まとめ
調整ココア(ミルクココア)とは
調整ココアとは、純ココアに砂糖やスキムミルクなどを加えて飲みやすくしたココアのことです。
「ミルクココア」や「インスタントココア」と呼ばれることもあります。
お湯や牛乳を混ぜるだけで作れるため、手軽にココアを楽しめるのがメリットです。
本章では、栄養成分や体に悪いのかなど、調整ココアの基礎知識について解説します。
調整ココアの栄養成分(カロリーなど)
調整ココアの栄養成分は商品にもよりますが、日本食品標準成分表2020年版(八訂)をもとに、1杯分を20gとして、一般的なミルクココアの栄養成分をご紹介します。
【ミルクココア20gの栄養成分】
- エネルギー80kcal
- 炭水化物16.1g
- たんぱく質1.5g
- ナトリウム54mg
- 脂質1.4g
- 食塩相当量0.1g
なお、ミルクココア20gに牛乳150gを加えてココアを作った場合の栄養成分は以下のとおりです。
【ミルクココア20g+牛乳150gの栄養成分】
- エネルギー172kcal
- 炭水化物23.3g
- たんぱく質6.4g
- ナトリウム116mg
- 脂質7.1g
- 食塩相当量0.3g
調整ココアは体に悪い?太る?
調整ココア自体は体に悪いものではありませんが、飲みすぎてしまった場合に糖質や脂質の過剰摂取につながり、肥満や生活習慣病、循環器疾患のリスクを高める可能性があると言われています。
特に寒い冬はココアが美味しい季節であり、ついつい飲んでしまう気持ちはわかりますが、飲みすぎには注意する必要があるでしょう。
参考:炭水化物 / 糖質 | e-ヘルスネット(厚生労働省)/脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響:農林水産省
調整ココア(ミルクココア)とその他のココアの違い
ココアには調整ココアのほかにもさまざまな種類があるため、何が違うのかわからないという方もいるはずです。
そこで本章では、調整ココアと純ココア・ココアパウダーの違いについて解説します。
調整ココアと純ココアの違い
先ほどもお伝えしたとおり、調整ココアとは純ココアに砂糖やスキムミルクなどを加えて味を調整したものです。
一方で純ココアは、砂糖やスキムミルクなどが入っておらず、ココア100%です。
さらに、ココア100%の粉末の中でも、純ココアはココアバターが全重量の22%以上、水分が7%以下、さらにバニラ系香料以外のものを含まないものと限定されています。
調整ココアと純ココアの関係を図で表すと以下のようになります。
調整ココアとココアパウダーの違い
調整ココアとは純ココアに砂糖やスキムミルクや香料などを加えて味を調整したものです。
一方でココアパウダーとは、純ココアを含めたココア100%の粉末のことを指します。
つまり、純ココアは、ココアパウダーの一種と考えて問題ありません。
調整ココアと純ココア・ココアパウダーの関係性は以下のとおりです。
調整ココア(ミルクココア)と純ココアはそれぞれ代用可能?
「調整ココアもしくは純ココアは自宅にあるけれど、それぞれ代用して問題ないのかな?」とお考えの方は多いはずです。
そこで本章では調整ココアと純ココアはそれぞれ代用できるのかについて解説します。
飲み物として使用する場合
調整ココアはすでに砂糖などが混ぜ合わされているため、純ココアとして使用することはできません。
ですが、純ココアに関しては、砂糖やスキムミルクなどを自分で加えることで、調整ココアの代用品を作ることができます。
分量は好みにもよりますが、純ココア・砂糖・スキムミルクを1:1:1で混ぜるだけ。
これで甘ければ砂糖を減らす、ミルクが弱いならスキムミルクを増やすなど、自分好みに調整すればOKです。
お菓子の材料として使用する場合
お菓子の材料として一般的に使われるのは「純ココア」です。
お菓子の材料としての純ココアを調整ココアで代用することは、基本的には難しいと考えておく方がよいと思います。
なぜなら、調整ココアには砂糖やスキムミルクなどが入っておりココア100%ではないため、純ココアを使った場合と比較するとお菓子のできあがりが違うものになる可能性が高いためです。
具体的には、ココアの割合が少ないためにココア感が薄くなったり、砂糖が入っているために甘くなったり、多少焼き色が強くついたりする可能性があります。
調整ココアでお菓子などを作るのであれば、調整ココア用のレシピを探すことをおすすめします。
調整ココアの商品ごとの違いは?
一口に調整ココアと呼ばれますが、実際にはたくさんの種類の調整ココアが販売されています。
ここでは、調整ココアの商品ごとの違いについて解説します。
調整ココアの違いについて知り、好みのものを選べるようになりましょう。
ココアパウダーのココアバター含有量
調整ココアに配合されているココアパウダーは1種類だけでなく、ココアバターの含有量でいくつかに分けられます。
例えば「ココアバター10%〜12%」のものもあれば「ココアバター20%〜22%」のものも販売されています。
一般的にココアバター含有量の低いものは、ココア感は薄くなりますが、油脂分が少ないため溶けやすいのが特徴です。
一方でココアバター含有量の高いものは、コクのあるココアを楽しめますが、低いものと比較すると溶けにくいという特性を持っています。
溶けやすさ重視なのか、味わい重視なのかで使い分けるとよいでしょう。
砂糖の量
調整ココアの中でも、砂糖の量が多いものと少ないものがあります。
1つの基準となるのが、ココアパウダーよりも砂糖の量が多いか少ないかです。
ココアパウダーよりも砂糖が多ければ甘め、少なければ甘さ控えめと考えてよいでしょう。
砂糖とココアパウダーの量の関係を確認するには、原材料表示をチェックする必要があります。
なぜなら、厚生労働省が定めた原材料表示のルールでは、食品に含まれる重量順に原材料名を表示するのが原則となっているためです。
JAS法に基づく加工食品品質表示基準(以下、「加工品表」という。)により、原材料名は、使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則。
引用:厚生労働省|表示方法について(その4)-原材料表示をめぐる問題-表示について
砂糖がココアパウダーよりも多いのか少ないのかを確認し、好みに近いものを選ぶようにしましょう。
◆甘さ控えめのココアをお探しであればこちらの記事をご覧ください。
→市販の甘さ控えめココアおすすめ4選|レシピ・作り方も解説! - オータクログ
乳製品の有無
調整ココアの中には、スキムミルクなどの乳製品が含まれているものと含まれていないものがあります。
乳製品が含まれているものであれば、牛乳で飲むのはもちろん、お湯で飲んでも苦味は少なく美味しく飲めます。
一方で乳製品が含まれていないものは、牛乳で飲むことを前提として作られているものが多く、お湯で飲むとココア本来の苦味を感じるのが特徴です。
カロリーを抑えたいなどの理由からお湯で作りたいとお考えであれば、乳製品が入っているものを選ぶことをおすすめします。
◆お湯だけでも美味しいココアをお探しであればこちらの記事をご覧ください。
→牛乳なしでおいしく飲めるココア3選|お湯だけでまずい・薄いときの対処法も解説 - オータクログ
機能性表示の有無
健康目的にココアを飲む方も多いことからか、調整ココアの中には「機能性表示食品」として販売されているものもあります。
例えば、バンホーテンの「腸活ココア」には、お腹の調子を整えることが報告されている「イヌリン」が配合された商品です。
また、森永食品の「セノビー」は、1杯で1日分のカルシウムを補給できる「栄養機能食品」として販売されています。
体調で気になることがある場合や、栄養補給にも使いたいという場合は、機能性表示食品や栄養機能食品として販売されているココアを選ぶとよいでしょう。
本格的な味わいの調整ココアをお探しなら「本気のココアの素」
調整ココアの中でも、ココア感の強い本格的な味わいのものをお探しであれば「本気のココアの素」をお試しください。
本気のココアの素は、高品質なオランダ産の純ココアをたっぷり配合しているため、濃厚な味わいはもちろん、芳醇な香りも存分に楽しめます。
また、脱脂粉乳だけでなく全粉乳も合わせて使用することで、牛乳で作ればミルキーな味わいになるほか、お湯で作っても苦くなく、飲みやすい仕上がりになっています。
さらに、鍋を使わずお湯や牛乳と混ぜるだけで完成するため、洗い物が少なくて済むのも特徴の1つです。
「甘いココアが苦手」「牛乳で作るとカロリーが高くなる…」とお悩みであれば、ぜひ一度お試しください。
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調整ココアの美味しい飲み方
調整ココアの美味しい飲み方は以下のとおりです。
- 調整ココアに少量の温めた牛乳もしくはお湯を加えて混ぜペースト状にする
- 温めた牛乳もしくはお湯を少しずつ加える
特に、ココアパウダーのココアバター含有量が高い(20%以上)ものは一度にお湯や牛乳を加えると溶けずにダマになってしまう可能性が高いため、最初に少量のお湯を加えて練るのが調整ココアを美味しく作るポイントです。
◆ココアがうまく混ざらないときの対処法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→ココアが冷たい牛乳で溶けないのはなぜ?ダマにせずうまく溶かす方法を解説 - オータクログ
まとめ
調整ココアとは、ココアパウダーに砂糖や脱脂粉乳などを加え、飲みやすくしたものです。
純ココア・ココアパウダーとは異なるものなため、お菓子などを作る際は注意しましょう。
また、調整ココアと一口で言っても商品によって特徴が異なるため、違いを把握し、ご自身の好みの合うものを選べるようにしておきましょう。
もし、甘さ控えめな濃厚ココアをお探しであれば、私が運営する「EncounterCoffee」で販売している『本気のココア』をお試しください。
たっぷり配合された純ココアの芳醇な香りで、贅沢な時間を楽しめるはずです。
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